三浦九段、反撃開始

公益社団法人日本将棋連盟が発表しているとおり、私三浦弘行は、第29期竜王戦七番勝負に出場できないことになり、平成28年10月12日付で出場停止処分となりました。

このことは、私が対局中の離席が多く、私の指し手がコンピュータと一致する可能性が高いことなどから、私が対局中に将棋ソフトを使用していたのではないかという疑惑を持たれたことに由来しています。しかしながら、私がこれまで対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません。連盟が私に求めた、第29期竜王戦七番勝負に出場できないこと及び休場届の提出は、全くの濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)である将棋ソフト使用疑惑によるものであり、適正な手続きによる処分とは到底言い難いものです。(三浦九段の反論文の序文)

三浦九段がソフト使用疑惑否定

将棋棋士の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを使用した疑惑が浮上し、日本将棋連盟が出場停止処分とした問題で、三浦九段は18日、自らの潔白を主張する文章を、弁護士を通じて報道各社に公表した。「対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません」と疑惑を改めて否定した。

将棋ソフト不正疑惑の渦中にあります三浦弘行九段が
本日、ついに沈黙を破り反論文が各報道機関を通じて公開されました。

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問題というのか、疑惑がかけられているのが

1.ソフトの解析と三浦九段の指し手の一致率の高さ

2.対局中の「不自然な」離席の多さと長さ

の2点。

まず指し手の一致率については。。

現在多くのプロ棋士が対局前の研究において、将棋ソフトを用いていることは周知の事実だと思われます。私も将棋ソフトを用いて対局前に研究を行っていました。将棋の序盤中盤は、盤面の状況をある程度想定できるため、コンピュータと一致率が高くなることは当然のことだと思います。また、終盤については、最善手を指せばコンピュータと一致することは不思議なことではありません。そのため、私の指し手がコンピュータと一致率が高い部分があったとしても、何も不思議なことではないと考えています。おそらく、他のプロ棋士の指し手とコンピュータの一致率も、一直線の変化では特に高くなるのではないかと思われます。

と反論。

離席については

私が離席していた際に行っていたことは、将棋会館内の休憩室である「桂の間」などで横になるなどして体を休めつつ次の指し手を考えていたり、会館内のトイレに赴いていただけです。対局中の食事についても、ほとんどが出前を注文しており、疑惑を持たれている対局では、対局中に会館の外に出ることはありませんでした。

と弁明しています。。

三浦九段は当然ながら濡れ衣と無罪を主張しているわけで
やはり、将棋連盟の具体的な根拠と証拠の公開が待たれるところ。

ことの真相が白であれ、黒であれ

現時点では三浦九段を全世界に晒し者にして
「ソフトを使ってカンニングした棋士」とのレッテルを
世間一般からベッタリと貼り付けられた異常な状況にあるので
将棋連盟が徹底的かつ真摯に、この問題と向かい合うことを
心の底から願っています。

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