羽生王位の趣向は功を奏するか。。

第57期王位戦/第3局・一日目「本格開戦間近。。封じ手は羽生王位」

【 一日目終了図・36手目△2八角 】

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本日、北の大地・北海道にて行われました
注目の第57期王位戦7番勝負/第3局・一日目は
上図36手目の局面で、先手・羽生王位が次の手を封じて
決着の明日、二日目に指し掛けとなりました。

王位戦/第3局の棋譜中継はこちら

【 下図は25手目▲3八銀 】

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戦型は同じ手番で行われた開幕戦と同じ「横歩取り」。
定跡手順の進行で迎えた上図の局面で羽生王位が動きます。。

通常では▲3八金とし「金開き」に構えるのが
先手「中住まい」の常套手段となっているところで
銀を立て後手と同様に自陣右側へ「美濃囲い」を築きました。

日曜日に放送されたNHK杯も含めて
5勝1敗と大きく勝ち越すここ最近の6局で
羽生王位が戦った戦型は急戦も含めた「矢倉」が実に5局。。
残る1局はここ一番で度々採用する切り札の「一手損角換わり」。

今期ここまで1勝7敗と大きく負け越し
前半戦の不振の大きな要因の一つとなった「横歩取り」の採用は
くしくも7月5日-6日に行われた王位戦/第1局以来となりました。

苦戦する戦型を
前回敗れた相手に同じ手番で再び採用し、趣向をみせたからには
羽生王位が相当の事前研究を整えて、本局に臨んでいることが
容易に想像されるだけに、開戦後の展開が実に楽しみであります。

さて、「封じ手」は何か。。

木村八段が自ら仕掛けた角交換成立直後に
手にした角を先手陣2筋に打ち込んだところで一日目は終了。

一目、香車が助からず後手の馬の成り込みも許しますが
しかし、先手は▲4六角の打ちこみが絶好の切り返しとなります。

後手が香車を取れば、自らも9筋の香車を捕獲し馬を作る。
次に△7三香と攻めてきても、▲7五歩で受かっていそう。。
なので後手は香車を直接取り合う前にまず△6四歩と突いて
先手の角筋を止める応手が考えられますが、ここで先手に
手番を渡した時に、羽生王位に何か仕掛けがあるかも。。

現局面ではやや先手の方が良さ気とみられており
「封じ手」は羽生王位ですが、むしろ木村八段の方が
悩ましい局面からの明日は再開となりそうです。。

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