波紋の内側。。

ざわめきと必然。。羽生三冠、25年ぶりの陥落
王将戦決勝リーグ戦/7回戦「羽生三冠-豊島七段を振り返ろう」

【 投了図・115手目▲4七銀 】

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昨日、行なわれました
第66期王将戦挑戦者決定リーグ戦/最終戦の結果により
実に25年ぶりの王将リーグ陥落が決定した羽生善治三冠。
(その間に王将獲得12期。永世王将の称号を取得済み)

来期はまず、リーグ戦入りをかけて
予選からの登場となるだけの話ではあるのですが、これは
「地殻変動の予兆ではないか」と静かな波紋が広がります。。

王将リーグは4連敗フィニッシュ。。
参加以来初の負け越し(2勝4敗)を喫するなど
羽生三冠の目に見える不振は、自らも極秘会合に参加した
三浦弘行九段の「将棋ソフト不正疑惑」が影響しているのでは。。
との憶測も各方面から聞かれますが。。そうなのでしょうか?

確かに、事件発覚後の
羽生三冠の公式戦成績は3勝6敗と大きく負け越し。

飾った3つの白星は
「不正疑惑」の告発者で、同じく事件発覚後から精彩を欠く
渡辺明竜王からあげた2つと、稲葉陽八段から1つ。。

喫した6つの黒星は
A級を舞台に稲葉八段との再戦で敗れたものに加えて
佐藤天彦名人、糸谷哲郎八段、豊島将之七段に近藤誠也四段と
20代の棋士がずらりと名を連ねます。(残る1つは久保利明九段)

羽生三冠の今期成績一覧

混迷深まる「不正疑惑」の影響があるのかどうかはわかりませんが
個人的には日に日に「ひょっとすると、三浦九段は渡辺竜王や羽生三冠が
ソフトと見紛うほどに強くなっていたのかも」との思いが強まります。。

振り飛車党の杉本昌隆七段との熱い交流はつとに有名で
第68期名人戦挑戦にあたって若干20歳、当時五段の豊島七段を
研究パートナーにするなど棋風や年齢に拘らず、自分がこれはと思えば
何の衒いもなく教えをこい、貪欲に吸収するのが研究の鬼・三浦九段。

その三浦九段が行き着いたのが、将棋ソフトとの研究。
自宅に篭り、一日10時間以上も将棋の研究に没頭すると噂される
三浦九段がこれまでの常識や定跡、手筋をはるかに超えたソフトの感覚を
他のトップ棋士に先駆けて自らと同化させたとして、そこに何の不思議が
あるいは疑問が存在するのか?

三浦九段との対局に違和感を感じ不正を疑ったのはトップ棋士のみ。
若手棋士として唯一、極秘会合に参加した将棋界随一の将棋ソフト通
千田翔太五段もまた、今期は圧倒的な勝率で大旋風を巻き起こしています。

三浦九段は疑われて、例えばそれが黒だったしても
同じく将棋ソフトを研究のパートナーとする千田五段や豊島七段が
極めて近いうちにエポックを引き起こすはず。。

事件は三浦九段への個人攻撃にしかもはや見えませんが
その深層ではすでに、巨大なマグマが噴火の時を待っている。。
そんな予感に確信を与える、羽生三冠の陥落劇となりました。

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コメント

  1. ゲイビアル より:

    時代の変わり目なんでしょうね。
    さすがの羽生三冠も46歳ですし、衰えだろうな、という気もします。
    三浦九段の不正疑惑も事実かどうかわかりません。
    それらの根底に、コンピューターがトップ棋士を超えた事がかなり大きな影響があります。
    羽生さんの中に、「トップではなくなった人間同士で闘ったところでどうなる?」という思いがあるのかな?と考えてしまいます。

    個人的に私は、プロ将棋自体に興味が年々薄くなっています。
    将棋はコンピュータ大先生から教わればいいや、自分程度のレべルなら趣味でネット対局して頭の体操程度だし、と。

    羽生さんの奇跡的な勝ち方、先輩の谷川さんという壁を超える様、それらを観るのがとても楽しかったです。
    羽生時代の終焉と共に、私のプロ将棋への興味も終わると思います。

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