【 投了図・98手目△3六歩 】
本日決着をみました、大注目の
第76期A級順位戦パラマス式プレーオフ
「羽生善治竜王-稲葉陽八段」の決勝戦は
上図98手までで、後手・羽生竜王が勝利!
【 下図は49手目▲4三角 】
戦型は「相掛かり」。
中盤の攻防で稲葉八段は2筋の浮き飛車で3筋の「横歩」を取ると
角交換から後手陣に切り込み、上図で狙い通りの一着を決めますが。。
【 下図は64手目△5六同角 】
羽生竜王は涼しげに、自玉を6三の地点に格納すると
魔性の切り返しで敵陣に迫り、あっけなく形勢を引き寄せます。。
【 投了図・98手目△3六歩 】
稲葉八段は最後まで粘り、勝利への執念を燃やしますが
羽生竜王の厳しい指し回しの前に、上図で万策尽き果て
無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後10時49分。
準決勝の豊島将之八段戦に続き、圧倒的な強さをみせつけた
羽生竜王が「春の本場所」名人戦挑戦者に名乗りを上げました!