近鉄に乗るのは少なくとも15年ぶりぐらいでしょうか。
ホームに着くとすでに電車が止まっていたものの、乗車券の他に
「特急券」が必要とのことで、教えてもらった自販機にて慌てて購入。。
小走りに乗車したとほぼ同時に、電車は出発いたしました。
「特急券」に印された座席番号を確認すると
ちょうど乗り込んだ一番後ろの車両の中ほどの窓際の席が
私の指定席でした。
特に混みあうわけでもなく
それでも半分以上の座席は埋まったほど良い感じ。。
長浜の時は朝4時に出発したにも関わらず
バス、地下鉄、JRと全てが混雑していており
道中のほとんどが立ちっぱなしでしたが、今回は乗り継ぎもスムーズに
ここまでずっと座れているので、まずは快適な出だしとなりました。
しかし、発車からまもなくして
車内に一斉に紫の煙が立ちあがったのには驚きました。
急いで自販機で「特急券」を購入したので気がつかなかったのですが
禁煙車両ではなく、喫煙オッケーの車両に乗っていたのです。。
どうりで。。乗客のほとんど大人だった訳を
立ちこめる煙の量で理解するのに時間はそれほど要しませんでした。
前の席に座った女性が窓辺に置いたタバコの銘柄は
「ナチュラルアメリカンスピリット」のメンソール・ONE。
黄色いパッケージからのぞくタバコの巻紙を眺めていると
斜め後ろの席から「パカッ」と耳につく音が。。
首をひねってその方向をみても
「そのモノ」は確認できませんでしたが、この流れからして
「ワンカップ大関」であることに疑いの余地はありません。
誰かが携帯向かって1、2分大きな声で話しをしていた以外
会話の一つも聞こえてこない、静かでけだるい車内の風景は
昭和50年代、西暦で言えば80年代の曇り空を思い出させて
むしろ気持ちが落ち着き、いい感じ。