潮目は変わるか。。

優駿、遂に覚醒。。竜王戦/第3局「広瀬八段、終盤でねじ伏せ待望の初勝利

【 投了図・130手目△7九銀 】

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本日、決着をみました
大注目の第31期竜王戦7番勝負/第3局は
上図130手までで、後手・広瀬八段が勝利。

棋譜中継はこちら

戦型はもはや定番となった「角換わり相腰掛銀」。
最先端の駒組みから、羽生竜王が猛烈な踏み込みをみせると
会心の開幕2連勝で得た勢いそのままに、猛攻に次ぐ猛攻で
一気呵成の寄せを狙いましたが。。

しかし、本局を落とすと勝ち星なしでカド番に立たされる
広瀬八段が終盤の土壇場でついに覚醒、ギリギリのところで
羽生竜王の猛攻を見切ると、鋭く反撃に転じて寄せ合いを制す
見事な逆転で、今シリーズ待望の初白星を飾りました。

くしくも、二日目を迎える前に紫綬褒章受章の吉報が舞い込み
さらなる高揚感と一般世間からの注目に包まれた羽生竜王ですが
第2局に続く積極的な攻め将棋が本局では功を奏さず手痛い敗戦。。

ここ数年は好不調の波が大きく、内容的にも安定を欠く羽生竜王に対して
前2局こそ精彩を欠いたものの、今シーズンは好調をキープする広瀬八段が
まず一つ結果出して先手で挑む次の第4局は、シリーズの潮目をみる上でも
ますます目の離せない、急所の戦いとなりました。。

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