みなぎる闘志、そして強さ。。王位戦/第3局「羽生王位、熱き連勝」
本日、北海道にて決着をみました
注目の第57位王位戦7番勝負/第3局は
111手までで先手・羽生善治王位が勝利。
戦型は「横歩取り」。
今期ここまで1勝7敗と大苦戦を強いられる戦型を
堂々と受けて立った羽生王位は序盤の意欲的な作戦に始まり
中盤、そして終盤と実に良く手が伸び見事な完勝。
力強く、生命力に溢れる指し回しは
今期開幕から続いた不振を脱して、いよいよ本格的な
V字回復が始まる予感を、対局者ならびに関係者、そして
見守る全国の将棋ファンに抱かせに十分なものでした。。
羽生王位の気力の充実ぶりは
本日の昼食のメニューにもはっきりと表れます。。
のど越しつるりともりそばを食した木村八段とは対照的に
羽生王位は栄養満点の納豆そばにミニ親子丼をセットでオーダー。
いかに涼しい北海道とはいえ、納豆に卵とたんぱく源をかき込んで
文字通りの腹ごしらえをして、午後からの対局に力を蓄えました。
やはり、食は元気の源。
今期も棋聖戦/第1局の舞台となったホテルニューアワジでは
きつねうどんにおにぎり2つを追加するのが毎年の恒例だった
羽生棋聖が今年はきつねうどん単品のみでおにぎりを追加せず。。
他のタイトル戦でも食の細さがひそかな話題となりましたが
それだけに本日の指しっぷり、食べっぷりからは気力の充実と
コンディションの良さが感じられます。
熱い夏から実りの秋へ。。
羽生王位の復活は将棋界に活気をもたらし
今後の動向からますます目が離せません。。