行くも地獄、行かぬも地獄。。勝利以外の道はなし

竜王に覇気無し。。竜王戦/第2局「羽生棋聖、一方的な圧勝で連勝スタート」

【 投了図・128手目△8八金 】

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昨日、岩手県にて決着をみました
大注目の第30期竜王戦7番勝負/第2局は
上図128手までで、後手・羽生棋聖が勝利。

棋譜中継はこちら

一日目終了の時点では、羽生棋聖が先に仕掛けるも
渡辺竜王好みのしっかりとした陣形を築いた先手も不満がないばかりか
必殺のカウンターが炸裂しそうな進行で先手良さ気にさえ思いましたが
しかし、フタを開けてみれば二日目は羽生棋聖の一方的な展開に。。

開幕戦に続いて羽生棋聖の今シリーズに懸ける鬼気迫る思いや
勝利への執念がそのまま乗り移ったかのような指し手の迫力は
明らかに渡辺竜王を上回り、勢いもろとも押し切り勝利を飾り
「永世七冠」達成へ、これ以上ない連勝スタートとなりました。

それにしても、渡辺竜王の覇気の無さはつくづく残念。
今シリーズに負けは許されず、絶対に勝たなければならないのは
羽生棋聖ではなく、渡辺竜王であるはずなのに。。

前期竜王戦開幕直前に自らが主導した
三浦弘行九段に対する「将棋ソフト冤罪事件」はこの先一生
渡辺竜王について周り、大きな影を落とすこととなるのは明白ですが
だからといって、今ここで羽生棋聖に竜王を明け渡してしまったら
みそぎどころか、それこそ棋士としての存在価値さえ失ってしまう。。

渡辺竜王が谷川浩司九段、羽生棋聖の後継者として認識されたのは
「羽生世代」が誇る4人の名人・羽生棋聖、森内俊之九段、佐藤康光九段
そして丸山忠久九段をそれぞれ2回ずつ討ち取った竜王戦9連覇があってこそ。

将棋史に燦然と輝く「羽生世代」の高くて大きな壁となり
死に物狂いの挑戦をことごとく撥ね退け続けたからこそ、時代の覇者となり
渡辺竜王は誰もが認め時代を託す、選ばれし男となったはずなのに。。

渡辺竜王がこのまま羽生棋聖の前に惨めな負けを繰り返し
竜王の座を明け渡して、冤罪事件を知るファンや関係者、棋士から
「ざまあみろ!」「いい気味だ」と笑われて終われば丸く収まるのか。。

いや、違う

かつてのように、羽生棋聖を叩きのめして竜王防衛を果たし
渡辺竜王がファンや関係者、棋士に向かって「ざまあみろ!」と言ってのけ
地に落ちた竜王の価値、渡辺竜王の棋士としての実力を証明してこそ初めて
ひとつのみそぎ、ひとつの贖罪になるはず。

実績のない中堅棋士が騒いだところで「冤罪事件」はこうはならなかった。
渡辺竜王が主導したからこそ皆が心底腹を立て、心の底から怒ったはずだ。

ここは勝負の世界、弱い人間にはなから居場所などあるわけがない。
だからこそ、渡辺竜王は羽生棋聖の急所をえぐって息の根を止めなきゃだめだ。
今シリーズは渡辺竜王にとってピンチではなく最後のチャンス、生き残るために。

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