明日より、第69期王将戦7番勝負が開幕。。

第69期王将戦 – 毎日新聞
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初防衛を目指す渡辺明王将に
広瀬章人八段が挑戦する、第69期王将戦7番勝負。

将棋界に新年の訪れを告げる伝統のタイトルが
明日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」にて
開幕の時を迎えます。。

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渡辺王将の今期ここまでの成績は
36戦30勝6敗(.833)。順位戦はA級で開幕無傷の7連勝中。
棋聖戦で豊島将之棋聖を圧倒し見事奪取に成功、三冠復帰を果たすと
秋には将棋日本シリーズで連覇を達成。後2戦を残すA級順位戦でも
他の追随を許さず、悲願の名人挑戦へ悠々と王手をかけます。

年明けからの公式戦は早くも3局を消化し、2勝1敗。
長崎が生んだ大器・佐々木大地五段の前にまさかの完敗を喫し
王位戦の挑決リーグを入りを逃すも、王将戦の前哨戦となった
9日(木)に行なわれた叡王戦/準々決勝で広瀬八段を圧倒

充実のシーズンを過ごす絶対王者に抜かりはなく
万全の事前準備のもと、強かに防衛を目指します。

対します、広瀬八段の今期ここまでの成績は
34戦21勝13敗(.618)。順位戦はA級で4勝2敗。

初防衛を目指した竜王戦では
豊島将之名人の前に1勝4敗で完敗を喫し、無念の無冠転落。。
さらに、将棋日本シリーズ/決勝、首位攻防戦となったA級/6回戦
そして王将戦開幕直前に行なわれた叡王戦/準々決勝と急所の対局で
ことごとく、渡辺王将の前に黒星を重ねる広瀬八段の今シーズン。。

12月以降の成績は2勝6敗と明らかに調子は下降線を辿り
年明けの成績も、ともに不本意な内容で2戦2敗と白星なし。
捲土重来を期す番勝負開幕を前に、元気のなさが気になりますが
しかし、タイトル戦の戦い方を心得る経験豊富な広瀬八段だけに
気持ちを切り替え、むしろここに調子を合わせてくるはずとみて
間違いはないはず。相当気合が入っていることでしょう。。

王将戦/第1局の棋譜はこちら

気にある両者の対戦成績は
ここまで26戦して、渡辺王将の15勝11敗とリード。
このところは4連勝中と引き離しに掛かります。

対局開始は午前9時より。
現代将棋界が誇る居飛車党最高峰のねじり合いを
ぜひ、ご堪能ください。

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