不穏の中、色づいて

不穏を熱に。。第30期竜王戦1組/1回戦「羽生三冠-三浦九段を振り返ろう」

【 投了図・131手目▲5一銀打 】

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一昨日の月曜日に行なわれました三浦弘行九段の復帰戦。
因縁の竜王のランキング戦1組/1回戦を羽生善治三冠と戦い
大熱戦の末、上図131手まで、羽生三冠が勝利。

対局に先立ち公開された独占告白の中で
三浦九段は「私や将棋界を滅茶苦茶にした人たち」として

連盟も今回の騒動で大変な被害を被ったと思うんですけど、ただやっぱり悪意を持って、私のことや将棋界全体を苦しめた一部のメディアと一部の棋士、そして私が不正をしているという噂をまき散らし将棋界を無茶苦茶にした観戦記者の小暮克洋氏だけは、許せないという気持ちはありますね。私の場合、渡辺明竜王との対局直前に「週刊文春」が疑惑を報道するとの情報が飛び回り、連盟が急きょ出場停止処分を下しました。この文春報道が私の人生を狂わせるきっかけになったのは紛れもない事実です。

と語り、初めて観戦記者の小暮克洋氏の名前が登場。
同列で語られた棋士の名前は伏せられたのに対して
小暮氏だけが実名であることに、三浦九段サイドの
怒りの大きさと確信の程がひしひしと伝わります。。

ただ、あくまでも個人的な印象なのですが
この事件は伝わっている以上に根が深く、根付いていて
簡単に引っこ抜いて終わるような話には思えません。

佐藤康光新会長が誕生し
連盟は痛みを伴いながらも和解への道を歩むことが
最善に映りますが、水面下では振り出しに戻っている。。
世間的には氷山の一角で手を打っても、何となく。。

不確かな不安はまだまだ残りますが、しかし
羽生三冠との復帰戦はその不安を一時的にも忘れさせ
将棋界を暖かな日差しをもたらした、激しくも色づく
名勝負となりました。

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