最悪さえ、日々。。

勝負師の落とし前

三浦弘行九段の「将棋ソフト不正」疑惑に揺れる将棋界。
週刊文春の真相追求記事から一夜が明けた、本日さっそく
三浦九段が記事中に出てくる「遠隔操作アプリ仕様疑惑」を
真っ向から否定。。

三浦弘行九段、再び異議表明 「遠隔操作アプリをインストールしてない

「スマートフォンに遠隔操作アプリをインストールしたことはない」「潔白を証明するため、スマートフォンとパソコンを信頼のおける調査会社に提出する」などとし、「一日でも早く連盟が不当な処分を撤回してくれるよう願ってやみません」と訴えている。

今回も、18日(火)に公表された反論文と同じく
将棋連盟との直接対話ではなく、各報道機関を通じての発表。
日に日に対決姿勢を強め、水掛け論からの泥仕合模様を深めます。

一方、渡辺明竜王の告発ならびに説明を直接聞いた
羽生善治三冠を含むトップ棋士は総じて「不正の可能性高し」との
見解で一致したことが昨日の文春の記事で明らかとなった将棋連盟は
本日も三浦九段の反論文には沈黙を貫き、東京と大阪で棋士に向けて
今回の件の説明会を開きました。

将棋連盟、来週中に調査委発足

完全に数名のトップ棋士の会合と見解だけが将棋連盟の総意となり
その他の棋士には事後報告となった訳ですが、誤解を恐れずに言えば
今回の件に関しては、個人的には致しかたなかったと思います。

将棋界は硬直の世界であり、序列は才能の序列。
これといった実績のないベテラン七段が突如覚醒して
タイトル戦に登場したりA級に到達する可能性はほぼ無しに等しく
逆に若くしてプロとなり頭角を現した棋士はほぼ皆息長く活躍する。

小学生の頃に出会った羽生三冠、郷田真隆王将、森内俊之九段が
それから30年以上経過した今直、タイトルを保持しA級を争う
その事実一つとっても、それは明白な話。

今回の事件は三浦九段と公式戦の対局中に
久保利明九段、そして渡辺明竜王というトップ中のトップが
感じた違和感が発端となっています。その違和感に確信を与え
両者が拠り所としているのが、長年に渡り積み重ねた三浦九段との
対局そのものであります。

それは指し手であり、気配であり。。
戦った者にしか分からない微妙な違いや行動の変化。

三浦九段と同じステージ
A級を戦い、タイトル戦線の上位で凌ぎを削る
最高ランクのステージで日常的に戦っている棋士は
実は20名前後しか存在しません。。

三浦九段はNHKの単独インタビューの中で
「竜王戦は挑戦者となるだけでも名誉なこと」と語りましたが
並の棋士にとっては「三浦九段と公式戦を戦える」だけでも
「大変な名誉」と言えます。

日常的に凌ぎを削るトップ棋士と対戦経験すらほぼない棋士が
将棋界の存亡にかかわる、これまでとは次元の違う大事件に対して
足並みを揃えることは不可能であり、今回の説明会が紛糾するのも当然。
さらに言えば、そのこと自体に今は意味を見い出すことも出来ません。

しかし、そうは言っても他にやりようはあったのではないか。。
とも思いますが、やりようが無かった理由が記事の中で明らかにされます。

7月末の対局で三浦九段に不自然な離席があるとの指摘が発端だったことを報告。さらに今月3日の対局でたびたびの離席と不自然な指し手に疑惑を抱いた渡辺明竜王(32)が、「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪(はくだつ)されても構わない」と、連盟幹部に強く対応を求めていたことを明らかにした。

渡辺竜王自身が竜王戦での対戦を拒否した事実が初めて明かにされ
竜王戦開幕を目前に控えて、将棋連盟は究極の決断を急かされていた。
三浦九段がヒヤリングの席に渡辺竜王の参加を求めたのも、これで
大いに納得がいきます。。

問題の全容は少しずつ見えてはきましたが
将棋連盟の感情論と手順前後の悪手連発で事態はどんどん
悪い方へと流れていく「スマホ不正疑惑」

「年明けに盤の前に戻って来い」と言われても
それまで社会的制裁を一方的に受け続ける三浦九段が
悠長に待っていられる訳が無く、落とし所を探るどころか
最悪のシナリオさえも日々、書き換えられていきます。。

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