【 投了図・220手目△4六銀打 】
昨日、東京・将棋会館にて行われました
第64期王座戦挑戦者決定トーナメントの準決勝
「佐藤天彦名人-松尾歩八段」は、上図220手までで
後手・佐藤名人が勝利。
戦型は「相掛かり」。
200手を越える大熱戦を見事制し
佐藤名人が2年連続で王座戦挑戦者決定戦に
駒を進めました。。
佐藤名人はこれで公式戦10連勝。
名人奪取となった第74期名人戦/第5局以降
一つの負けも許さず、本局で4連勝を飾り
名人の貫禄をまざまざとみせつけます。。
挑戦者決定戦の相手は
先に決勝進出を決めた西の怪童・糸谷哲郎八段。
両者は6月25日に第37回将棋日本シリーズの
1回戦で顔を合わせ、その時は佐藤名人が完勝。。
同世代のライバルとして
強く意識しているであろう糸谷八段にとては
願っても無い大舞台でのリベンジのチャンス到来。
相当の気合を入れて臨んでくることでしょう。。
果たして
羽生王座と佐藤名人の番勝負が再び実現するのか。。
あるいは、糸谷八段が挑戦者に名乗りをあげるのか。。
魅惑にして予測不能の挑戦者決定戦と
その先の秋の風物詩・王座戦が今から楽しみであります。。