岐路での選択、ハイレベルにて。。

囲碁の坂井八段、医師に転身「20年、30年単位で人生考え」

元碁聖の囲碁棋士、坂井秀至(ひでゆき)八段(46)が9月1日付で全ての棋戦を休場することになった。期間は未定。坂井八段は医師に転身する予定で、7大タイトルの獲得歴があるトップクラスの棋士が無期限休場するのは異例。所属する関西棋院が16日、発表した。

長年トップ棋士として活躍しながら、17年に名人戦リーグを陥落後は思うような好成績を挙げられず、若手の強豪が次々台頭する現状に、一度目指した医師の道に転身することを決意したという。現在、第58期十段戦の本戦進出を決めているが、次戦は不戦敗となる。ただし引退とはせず、将来の復帰に含みをもたせている。

坂井八段は「休場は断腸の思いだが、20年、30年単位で人生を考え判断した」と話している

□□□

阪井秀至八段の存在を初めて知ったのは2010年
「将棋世界」誌で実現した谷川浩司九段との対談でした。

京大医学部出身のスーパーエリートでありながら
囲碁への情熱と勝負の世界への憧憬強く、28歳にして
プロとなった板井八段は、ただプロとなっただけでなく
見事タイトルも獲得し、その名をトップ棋士として
囲碁界の歴史に燦然と印しました。

しかし、あれから9年後
今度はプロ棋士生活に区切りをつけ、医師としての道を
進むことを決断した坂井八段。

この決断には思いのほか賛否が分かれ
私の参加するfacebookの囲碁コミュニティーでも
いろいろな意見が交わされていましたが、個人的には
棋士にしても医師にしても、本当に限られた人のみが
進める道で、ご自身の意志のもと選択と決断を下した
坂井八段を尊敬していますし、今後の更なるご活躍を
心よりお祈りし、また注目しています。

スポンサーリンク
konline
konline
  • このエントリーをはてなブックマークに追加