選ばれし者の、ここから

第41期棋王戦5番勝負/第1局「渡辺棋王、貫禄の白星発進」

昨日、憲法記念日に行われました
大注目の第41期棋王戦5番勝負の開幕戦は
88手までで、後手・渡辺明棋王が貫禄の勝利。。

【 下図は46手目△7三角 】

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振り駒の結果、先手は佐藤八段となったことにより
戦型は大方の予想通り「角換わり相腰掛銀」へと進行。

後手からの仕掛けを待った佐藤八段が満を持して
6四の地点に手持ちの角を打ち込んだ、次の瞬間
渡辺棋王は用意の新手・△7三角を投入しました。。

直後に二度目の角交換が成立
そのまま開戦となりましたが、持ち駒に歩しかない
佐藤八段が攻めあぐねるのを横目に、手厚く押し込んだ
渡辺棋王が終盤戦を手短にまとめ、見事な完勝を飾ります。。

「終局直後」

昨年の竜王戦もそうでしたが
圧倒的な研究量に裏打ちされた想定局面に誘導し
相手が前に出た瞬間を狙いすまして、豪腕一閃。。

後は一切、何もさせずに
電車道で相手を土俵の外に追いやる勝ちパターンは
無敵を誇った第22期~25期までの竜王戦防衛劇を
否応なしに彷彿とさせます。。

羽生名人の振り飛車の奇襲の前に
初めてタイトルを失った第60期王座戦を境にして
正確無比だった歯車に微妙は狂いが生じた渡辺棋王が
いよいよ全盛期の強さを取り戻した。。

棋王戦/第1局をみて、そんな印象を受けた
将棋ファンの方も多いのではないでしょうか。

先手となる第2局では
現代将棋界最強との呼び声も高い
佐藤八段の後手番「横歩取り」を受けて立ち
ポッキリとへし折って圧勝を飾れば、一丁あがり。。

それが渡辺棋王の青写真ですが
果たして、佐藤八段はその上を行く研究将棋を披露し
番勝負を振り出しに戻すことが出来るのか。。

ともに少年時代から一目も、二目も置かれた天才で
奨励会を苦もなく突破し、プロ入り後も一直線で出世街道を歩む
将棋の神に選ばれし者同士。淡々とした時間の経過の中にも
極めて高い純度と濃密なオーラが宿ります。

第2局は2月20日(土)。。ただただ楽しみです。

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