苦しい封じ手、受け師の答えは。。

「豊島王位の攻勢、爽やかに。。封じ手は木村九段」

【 一日目終了図・49手目▲8五桂 】

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本日、名古屋で行なわれました
注目の第60期王位戦7番勝負/第1局・一日目は
上図49手目の局面で木村九段が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。。

王位戦/第1局の棋譜中継はこちら

戦型は「横歩取り」。
かつて一世を風靡した「△8五飛+中原囲い」を採用した
木村九段に対して、豊島王位は角交換を合図に攻勢に転じ
手持ちの角を後手の飛車を標的に再投入、拠点に据えると
「横歩取り」の主役・桂馬を躍動させ、主導権を握ります。

一日目にして、早くも
苦しくなった木村九段の封じ手は何か。。

しかし、先手の▲8五桂は味の良い手で
柔らかブログのエントリーでも書かせていただきましたが
後手は何としても7三の桂馬を捌かなければなりませんが
次に△同桂では▲9一角成、△8五桂には▲7三桂成が厳しい。。
となると、最終手段は手持ちの桂馬を自陣に打って耐え忍ぶ
△6一桂ぐらいしか手が浮かびませんが、いかにも重そう。。

角だけでなく飛車の活用も見込める先手に対して
後手は事前に飛車を1筋の端へ追われたのも辛いところ。。

明日は決着の二日目。
木村九段の頑張り次第となりそうですが、果たして。。

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