考えどころの封じ手。。久保王将の反撃成るか

王将戦/第3局・一日目「仕掛ける渡辺棋王、封じ手は久保王将」

【 一日目終了図・53手目▲3五銀 】

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本日、栃木県にて行なわれました
注目の第68期王将戦7番勝負/第3局・一日目は
上図53手目の局面で、久保王将が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けに。。

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不動のエース「ゴキゲン中飛車」を投入した久保王将に対し
渡辺棋王は居飛車で受けて立ち、戦型は3局連続で「対抗形」に。

居角のまま、玉を囲いきる前に積極的に仕掛けた
渡辺棋王が銀交換を迫った局面で封じられた、果たして
久保王将の「封じ手」は何か。。

先手とは対照的に玉を「美濃囲い」に納め
駒組みに不満はないと思われる久保王将にとっては
手が広く、考え応えのある局面。

それでも、最も自然なのは△同銀と応じる一手で
以下、▲同飛に△4四角で後手が手番を握れそう。。

次に浮かぶのは△2七桂。
飛車・香両取りをかけつつ、先手の飛車を動かしてから
タメを作って銀交換を敢行する手も悪い進行とは思えません。

久保王将としては一連の攻防で手番を握り
先手が仕掛けた9筋を逆に利用して端の主導権を握りたいところ。
個人的には現局面は、形勢は微妙ながらも振り飛車持ちとみますが。。

明日は決着の二日目。
久保王将の「封じ手」からの構想に期待が高まります。

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