説得力ある結末。。高見叡王誕生

第3期叡王戦/第4局「高見六段、4連勝で叡王獲得!」

【 投了図・147手目▲3ニ銀 】

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本日、決着をみました
注目の第3期叡王戦7番勝負/第4局は
上図147手までで、先手・高見六段が勝利。

棋譜中継はこちら

第3局に続く劣勢の終盤を粘り強く盛り返すと
最後は鮮やかな寄せで見事な逆転勝利を飾った
高見六段が、今シリーズ無傷の開幕4連勝にて
文句なしの「叡王」戴冠となりました。

金井六段にとっては悔しい結果となりましたが
プロの強さというのはそのまま終盤の強さであって
勝勢から勝ちきれなかった第3局、そして本局からは
熱戦ではあったけれども、高見六段との間に存在する差が
決して小さなものではなかったとの印象が残りました。

六段戦予選から快進撃を続け
本戦では佐藤天彦名人に勝利するなど旋風を巻き起こした
金井六段ご自身が一番、そのことを実感されているはずで
番勝負で得た貴重な経験を今後の糧とし、タイトル戦の舞台へ
ぜひまた戻って来て欲しいと願わずにはいられません。

一方、金井六段の強さを封じた
高見叡王からは将棋の内容だけでなく、タイトルを手にするに値する
時代の流れや勢いが番勝負を通して感じられ、大差となった結果も含めて
必然と説得力、そして魅力に溢れる、見事なタイトル獲得となりました。

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