攻め合いの果てに

【速報版】棋聖戦挑戦者決定戦「豊島八段うっちゃり、挑戦権獲得!」

【 投了図・84手目△3ニ玉 】

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本日、決着をみました
注目の第89期棋聖戦挑戦者決定戦は
上図84手までで、後手・豊島八段が勝利。

棋譜中継はこちら

【 下図は33手目▲2四同銀 】

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戦型は両者得意の「角換わり」。
居玉のまま早々と「腰掛銀」を明示した豊島八段に対して
右銀の態度を保留して駒組みを進めた三浦九段は「棒銀」を採用。
すると、両者は駒組みの完成を待つことなく我が道を突き進み
上図から次の「棒銀」の捌きを合図に、いざ開戦となりました。

【 下図は63手目▲3八銀 】

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ギリギリのところで均衡を保ちつつも
先に仕掛けた三浦九段が押しているように感じて迎えた終盤戦。
序盤の熱心な研究家から中・終盤の凄味が増して攻撃的な棋風へと
変貌を遂げた三浦九段ですが本局では、皮肉なことに受けに回った
上図の一手が、明暗を分ける疑問手となった模様。。

代えて▲4一銀なら、先手の優勢拡大が見込めましたが
ここで手番を握った豊島八段が息を吹き返し、一気呵成の猛攻で
形勢を引き離し、そのまま勝負を決めました。

心情的には三浦九段のタイトル戦登場もみたかったですが
豊島八段の王将戦に続く挑戦権獲得に、全く持って文句なし。

三浦九段と同様に、攻撃的スタイルへと進化した
昨日が誕生日で28歳となった秀英はいまだ初期微動の段階にあり
悲願のタイトル奪取への欲望と野心のマグマの爆発が、3年ぶりに実現する
羽生棋聖との棋聖戦を舞台に起きたとしても、何ら不思議はありません。。

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