三浦九段の3回目の反論文書全文(2016.11.7)

三浦弘行九段が改めて疑惑を否定 「ソフト使用の形跡なし」と文書で

対局中に将棋ソフトを使用した疑いが持たれている三浦弘行九段(42)が7日、改めて疑惑を否定する内容の文書を弁護士を通じて発表した。自身のスマートフォンの調査を解析会社に依頼し、将棋ソフトを使用した形跡がないことが裏付けられたなどと主張。疑惑を「単なる憶測に基づく誤った事実」として、出場停止などの処分の撤回を求めた。文書は「対局中の将棋ソフト使用疑惑について(3)」と題されている

□ 第3回反論文全文 □

日本将棋連盟は、平成28年10月27日、私の出場停止処分の妥当性と対局中の行動について、第三者調査委員会を設置しました。連盟は、出場停止処分の妥当性に疑義があると考えたからこそ、第三者調査委員会を設置したのだと思います。しかし、私の出場停止処分は未だ継続されています。出場停止処分の妥当性に疑義があるのであれば、まずは出場停止処分を撤回してから調査にあたるべきではないでしょうか。

連盟は、おそらく第三者調査委員会の結論が出るまで出場停止処分を撤回しないでしょう。一方で、連盟に預けた私のパソコンについては、まだ何も調査していないと回答されています。そのうえ、解析会社の協議も整っていません。このままでは、私の出場停止処分の期限である平成28年12月31日までに、第三者調査委員会の結論が出るとは考えられません。私は居ても立っても居られなくなり、連盟に預けたパソコンを返してもらい、自ら解析会社で調査してもらおうと考えました。

そこで、平成28年10月28日、一時的にパソコンを返して欲しいと連盟に求めました。ところが、連盟は、第三者調査委員会にパソコン等を厳重に保管するよう申し伝えられていることなどを理由とし、私にパソコンを返してくれませんでした。どうして、私のパソコンを返してもらうことすら許されないのでしょうか。

仕方なく、私は自らの手元にあるスマートフォンのみを解析会社で調査してもらうことにしました。多くの解析会社では、トラブルに巻き込まれることを恐れてか、私の依頼を受けてくれませんでしたが、ようやく、アスエイト・アドバイザリー株式会社に引き受けてもらいました。その結果判明した、インストールされたアプリケーション一覧が添付のとおりとなります。(*資料画像なし)

アプリケーション一覧に記されているように、私のスマートフォンに指し手を示す将棋ソフトは導入されていません。また、パソコンの遠隔操作を行い得るソフトも導入されていません。ちなみに、スマートフォンの電源のオンオフについては、抽出不可能な領域であることから判明しませんでした。

解析とは別に、私は、対局中はスマートフォンの電源を切っていたはずですので、このことを証明するため、ドコモから取り寄せ可能な過去の通信データを入手しました。しかし、非常に残念なことに、ドコモでは通信データについては時間単位ではなく、日単位でしかデータを保有していませんでした。それでも、対局日の通信データ量が、対局がなかった日と比べて少ないことから、私が対局中に電源をオフにしていたことを添付資料からうかがえると思います。

このように、私が対局中に将棋ソフトを使用したという疑惑は、単なる憶測に基づく誤った事実なのです。

なぜ、根拠もなく出場停止処分を継続するのでしょうか。なぜ、私のパソコンを解析せずに放置し続けるのでしょうか。どうして、第三者調査委員会を設けなければならないのでしょうか。第三者調査委員会は、過去の処分の妥当性などを検討しているだけであり、連盟が独自に今でも処分を撤回することは可能なはずです。

従前から申し上げているように、私はスマートフォンなども進んで連盟に提出するつもりです。預けているパソコンについても、すぐにでも解析に回して欲しいです。ただ、その前提として、現在私に下されている不当な出場停止処分を直ちに撤回して欲しいと思います。

出場停止処分を下されてから、毎日不安に押し潰されそうです。満足に眠ることすらできません。このような精神状態で、以前のように将棋を指すことができるか不安でなりません。私の棋士生命は、刻一刻と失われつつあります。私は棋士です。私には将棋しかないのです。どうか私から将棋を奪わないでください。

平成28年11月7日

三浦弘行

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