第2期叡王戦・決勝トーナメント/1回戦「羽生三冠、圧勝発進」
【 投了図・161手目▲6七金 】
本日行われました
第2期叡王戦決勝トーナメントの1回戦
最大の注目カード「羽生善治三冠-山崎隆之叡王」は
上図161手までで、先手・羽生三冠が勝利。
戦型は「横歩取り」。
長手数となりましたが、内容的には羽生三冠の圧勝。
将棋界に留まらず一般世間からも待望されてやまない
将棋ソフトとの「公式」対局実現へ向け、まずは一つ
駒を前へと進めました。
さて、明日の日曜日は
羽生三冠と同じ決勝トーナメントBブロックに名を連ね
将棋ソフトとの対戦が実現したあかつきには、ある意味で
羽生三冠以上のインパクトと注目が集まるであろう
佐藤天彦名人が公式戦に登場します。。
第37回将棋日本シリーズ公式HP
JT杯プロ公式戦日程&結果
舞台は我が地元・名古屋。
第37回将棋日本シリーズの準決勝を
深浦康市九段と戦います。
佐藤名人の今期ここまでの成績は
21戦16勝5敗(.762)。
春の名人戦では羽生名人(当時)を圧倒。
4勝1敗の成績で見事、名人奪取を成し遂げ
28歳にして棋界の頂点に立ちました。
今期5つの黒星は
羽生三冠から1つ、渡辺明竜王から2つに
同世代のライバルである糸谷哲郎八段から
王座戦挑戦者決定戦で喫したもの、そして
明日の対戦相手・深浦九段からも一つ。。
負けた相手、舞台をみても
さすが名人と唸らせるレベルの高さを示しますが
明日はリベンジの機会ともなり、気合が入ります。
対します、深浦九段の今期ここまで成績は
18戦12勝6敗(.667)。順位戦はA級で2勝1敗。
今大会は1回戦で行方尚史八段、2回戦で羽生三冠を撃破。
将棋界を代表する居飛車の本格正統派もまた充実感を漂わせ
名人との一戦に挑みます。。
対局開始予定時刻は午後3時45分。
気になる両者の対戦成績は、ここまで5戦して
深浦九段が4勝1敗と大きくリード。
ともに生粋の居飛車党。
明日も洗練された序盤戦術から終盤の強烈なねじり合いが
披露されること間違いなし。至高の対局をぜひ、お見逃しなく!