第74期名人戦/第1局・一日目「羽生名人は強く、試すように。。封じ手は佐藤八段」
【 封じ手・37手目▲2四飛 】
いよいよ本日、開幕いたしました
「春の本場所」第74期名人戦7番勝負の第1局は
上図37手目の局面で、佐藤八段が次の手を封じて指し掛けに。。
「横歩取り」の最新形から
羽生名人が強く突っ張り後手からの仕掛けを誘う
緊迫の展開となりました。
さて、佐藤八段の「封じ手」は何か。。
私は名人戦棋譜速報恒例の「封じ手予想」に△2三銀で応募しましたが
他にも△4五桂、△6二玉が候補に挙げられています。。
△4五桂だと▲5五角の切り返しが先手の狙いで
△6二玉には逆に▲3七銀や、▲2一角もありそうなのですが
本質的に受け将棋で、相手の手に乗りながら攻守のバランスを取りつつ
ペースを掴む佐藤八段にとってはどれも味が悪くはなさそう。。
しかし、ひのき舞台・名人戦の開幕戦だけに
ここは本筋に思われる△2三銀からの勝負という一手がやはり
本命に思われます。。
「横歩取り」は一度、火の手が上がると一気に激しくなるので
決着の明日二日目は開始直後から、目が離せません。。