王将戦/第4局・一日目「豊島八段、積極的に。。封じ手は久保王将」
【 一日目終了図・53手目▲9八香 】
本日、兵庫県は尼崎市にて行なわれました
注目の第67期王将戦7番勝負/第4局・一日目は
上図53手目の局面で、久保王将が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けに。。
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戦型は今シリーズ3度目の「相振り飛車」。
双方、ともに目が慣れたのか序盤から積極的に局面を動かし
7筋に起点を作った豊島八段が玉回りを整備してから香車を上げ
角の当たりを避けたところで、久保王将が長考へ。。
1時間と7分が経過したところで終了時刻(午後6時)を迎え
そのまま封じる意思を示した、果たして「封じ手」は何か。。
現局面ではやや良さ気と見られている後手ですが
「封じ手」にこの一手という強い手は見当たらず。。
仕掛けるとしたら△1六歩、あるいは△2五桂ぐらいですが
それがどこまで形勢に響くのか難解で、相当の読みの裏づけが
必要となりそう。。
と言うことで、逆に形勢に影響を与えることなく
手を渡す△2一飛や△4三銀辺りも有力でしょうか。。
他には例えば、△7三歩も面白そう。。
以下、▲同歩~△同銀~▲7四歩~△8ニ銀で手番は先手に。。
いずれにしても、後手と同時に先手の構想も試されており
「封じ手」に対する豊島八段の応手も大いに注目されます。。