独走の先に

□ 第74期A級順位戦対戦表(成績順。) □

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若きエキスパート・佐藤天彦八段の優勝、春の名人戦挑戦と
郷田真隆王将、久保利明九段のA級陥落がそれぞれ決まった
先週の土曜日(27日)に行われた「将棋界の一番長い日」
第74期A級順位戦の最終戦/9回戦・一斉対局。

将棋界に春の訪れと新年度の幕開けを告げる
第74期名人戦で羽生善治名人に挑戦する棋士が決まったことで
今期の将棋界も一区切り、年度末がグッと身近に感じられます。

現在28歳の佐藤八段は今期がA級初参戦ながら
開幕戦の佐藤康光九段戦に堂々たる戦いぶりで勝利を飾ると
3回戦では後手番で森内俊之九段の注文を受ける形でとなった
不慣れなはずの「相矢倉」でも完勝をおさめ、開幕3連勝。

続く4回戦では無敗同士で迎えた
公私共に親交の深い兄貴分・渡辺明竜王とのA級初対決に臨み
「角換わり相腰掛銀」の熱戦を見事制し、無敗をキープ。
優勝争いの単独トップに躍り出ました。

5回戦で屋敷伸之九段にも勝利をおさめ開幕5連勝
6回戦で深浦康市九段に順位戦初黒星を喫したものの
動揺は微塵もなく、残り3戦を全勝でフィニッシュ

渡辺竜王に勝利してからは一度も首位を譲ることなく
2位に星2つの差をつける、ぶっちぎりの優勝となりました。

「横歩取り」に代表される研究将棋の切れ味は言うに及ばず
力戦でも攻守の柔軟性とバランスの良さ、そして乱れのない
終盤力を遺憾なくみせつけ、トップ棋士が集うA級にあっても
頭一つ抜けた実力、存在感を示した佐藤八段。

名人戦はこの一年で3度目となるタイトル挑戦。
羽生名人とは昨年の王座戦以来、2度目の番勝負となりますが
佐藤八段は王座戦からの半年間で圧倒的な進化を遂げただけでなく
まだまだ全然、底も天井も見えない進化の過程にあります。。

伝統の名人戦は今までみたこともない展開と
時代の転換をぜひ佐藤八段にみせて欲しいと思うと同時に
羽生名人にその展開を受け止めた上で時代の転換を阻止して欲しいと
願わずにはいられません。

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