貴公子の捲土重来

【 投了図・42手目△2六飛 】

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本日行われています
第74期C級1組順位戦の最終戦となる
10回戦・一斉対局。

このうち、柔らかブログでもご紹介させて頂きました
昇級にかかわる一戦「中村太地六段ー浦野真彦七段」は
上図42手までで、後手・中村六段が勝利。

夕食休憩前までの流れ

戦型は「相掛かり」。
浦野七段は序盤から長考を繰り返し、凝った模様を張りますが
中村六段は取りあうことなく、冷静に自陣を固めて厚みを築くと
浦野七段の構想は行き詰まり、完全に作戦負けの情勢に。。

終局時刻は午後8時7分。
中村六段が飛車交換から銀・桂両取りを掛けた局面で
浦野七段は為す術なく、投了を告げました。

この結果、中村六段の順位戦成績は9勝1敗となり
見事、今期のC級1組優勝と来期のB級2組昇級が決まりました。

中村六段は現在27歳。
東京都府中市のご出身で、故米長邦雄永世棋聖門下。
17歳で「四段、プロデビュー」を果たすかたわら
勉学にも勤しみ、早稲田大学を優秀な成績でご卒業。

今期大ブレークを果たした同世代の佐藤天彦八段に先がけて
2012年度に第83期棋聖戦、13年度には第61期王座戦
それぞれ挑戦者に名乗りをあげ、羽生善治名人に挑戦。

また、身長180cm、体重55kgというスリムな長身と
イケメンぶりはまさに「将棋界の貴公子」と呼ぶにふさわしく
一躍、時代の寵児となりました。

しかし、今期だけで2度タイトル挑戦を果たし
順位戦の最高峰・A級でぶっちぎりの優勝を飾った
佐藤八段の圧倒的な活躍の前には、中村六段の影は薄く
高いレベルでの出世争いに遅れをとった印象は否めません。

タイトル戦線での実績に比べて
どうも相性の悪かった順位戦の昇級を勝ち取り
来期へ一つ、弾みをつけた中村六段の今後のさらなる飛躍へ
大きな期待と熱い声援が集まります。

頑張れ!中村六段!

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