【 投了図・98手目△6七銀打 】
本日、東京・将棋会館にて行われました
第74期A級順位戦/7回戦「渡辺明竜王-深浦康市九段」は
上図98手までで、後手・渡辺竜王が勝利を飾りました。
【 下図は16手目△4四銀 】
戦型は渡辺竜王の「ゴキゲン中飛車」。
居飛車で迎え撃つ深浦九段は「超速▲3七銀」から
「銀対抗形」へと駒組みは進行。。
【 下図は56手目△9七角成 】
どこかで誤算があったのか。。
序盤の熱心な作戦家として知られる深浦九段ですが
本局は今一つ迫力に欠き、ポジションの定まらない9筋の角を
7筋の歩を開き後手からの交換で捌きに出た、上図の局面以降は
渡辺竜王が一方的に盤上を支配する展開となりました。
【 投了図・98手目△6七銀打 】
終局時刻は午後10時20分。
渡辺竜王が終盤も圧倒し、完勝で順位戦5勝目(2敗)。
すでに直接対決を消化しているのは痛いところでありますが
首位・佐藤天彦八段を星1つの差でピッタリと追走。。
残り2戦に逆転優勝と悲願の名人挑戦を狙います。。
しかし、強かった。。