ベールを脱ぐ天才少年

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

DCIM0135

今朝、実家に向かう途中
コンビニに立ち寄り、中日スポーツを購入。。
楽しみにしていた意表をつかれた新春お好み対局
「藤井聡太奨励会三段-稲葉聡アマ」を拝見しました。

史上最年少で三段昇段を果たして以来
藤井三段の記事やインタビューは度々目にしてきたこともあり
今回はどちらかというと稲葉アマに関する情報に興味が。。

稲葉アマは兵庫県西宮市のご出身。
「関西若手四天王」に名を連ねる稲葉陽七段の実兄で
奨励会に3級まで在籍し中学を卒業と同時に退会された
とのことです。。

奨励会退会後はアマとして全国レベルで大活躍。
大学将棋界の超名門・立命館大学在学中に学生名人を獲得。
現在は朝日アマ名人、赤旗名人、平成最強戦のアマ三冠を保持。

昨年の10月には第5期加古川青流戦で見事優勝。
史上初めてアマチュア棋士がプロの棋戦で優勝するという
快挙を成遂げました。

押しも押されぬアマ棋界のエースとなった
稲葉アマは現在、名古屋市在住で市内の税理士事務所に勤務。
社会人として働くかたわら、東海三県の奨励会員の子たちを
自宅に呼び寄せ、面倒をみているとのこと。

当然ながら藤井三段とも親交があり
「藤井君は子供らしくないです。なかなか間違えてくれませんからねえ」
と、稲葉アマが評して今回のお好み対局はスタートします。

棋譜はまだ並べていませんが
藤井三段の先手で戦型は「相矢倉」となりました。
結果は、133手までで藤井三段が勝利。。

日頃、「大山全集」を研究しているという藤井三段。
今回の立会いをつとめた師匠の杉本昌隆七段はその棋風を
「序盤~中盤は郷田真隆王将、終盤は谷川浩司九段を彷彿させる」
と表現。本局も随所に輝きを放ったようで並べるのが楽しみです。

番記者の方の取材メモでは藤井三段の詰め将棋の強さにふれ
「問題を見ると、まずピンと初手が浮かぶ。すると、最後の詰み形まで
見えてくるんです」という藤井三段のコメントが紹介されています。

今回の「お好み対局」の記事を読んだだけでも
あらためて藤井三段への期待が高まり、春に開幕する三段リーグが
ますます楽しみになりました。

また、稲葉アマもプロ編入試験の受験資格獲得まで
後1勝に迫っているとのこと(プロ公式戦で10勝かつ勝率6割5分以上)。

「プロに挑むかは資格を得たら考えます」という
稲葉アマの含みのあるコメントで「お好み対局」は締め括られました。

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コメント

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