【 一日目終了図・51手目▲6六角 】
本日、18年ぶりのタイトル戦開催となります
沖縄県は那覇市にて行なわれました、注目の大一番
第68期王将戦7番勝負/第4局・一日目は、上図の局面で
渡辺棋王が次の手を封じて、明日の二日目へと指し掛けに。。
カド番でもう後の久保王将は、先手の本局で
「初手▲7八飛戦法」から「ノーマル三間飛車」に構えると
渡辺棋王は居飛車で迎え撃ち、戦型は開幕から4局連続となる
「対抗形」に決定。大一番らしく序盤は慎重な駒組みが進行。。
しかし、午後の対局を迎えると局面は動き出し
渡辺棋王から機敏に仕掛けて、中央5筋で銀交換が成立。
久保王将が流れで迫り出した角を6六の地点に下げた局面で
封じられた、果たして渡辺棋王の「封じ手」は何か。。
一目では事前に跳躍した右の桂馬を活用する△6五桂が有力候補。
後手が大きな拠点を得られそうですが、ただ、ここで手番を渡すと
双方ともに狙いの一着である5五銀を先手に許しそう。。
ということで
「封じ手」の本命は争点に先着する△5五銀でしょうか。。
いずれにしろ現局面は後手が主導権を握っていそうで
今シリーズ開幕から調子の上がらない久保王将の踏ん張りどころ。。
どのような見立てと構想で切り返すのか、期待と緊張が高まります。。
明日は決着の二日目。
王将戦最初の大一番は、クライマックスへと向います。。