互角の形勢、秀英の見解は。。

王位戦/第1局・一日目「長考の応酬。。菅井王位が封じ手」

【 一日目終了図・34手目△4ニ金寄 】

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本日、愛知県は豊田市にて行なわれました
注目の第59期王位戦7番勝負/第1局・一日目は
上図34手目の局面で、菅井王位が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。

棋譜中継はこちら

20代同士のフレッシュな顔合わせとなった今期の王位戦。
大事な開幕戦で先手を得た菅井王位が「中飛車」を投入すると
豊島八段は居飛車で迎え撃ち、戦型は「対抗形」に。。

積極的に駒を前に出す豊島八段に対して
自然な指し手で重ねて駒を組み上げた菅井王位が
飛車先5筋から仕掛け、戦端を開きました。。

お昼休憩を挟んで迎えた午後の対局は
双方、慎重に長考を重ねてわずか4手の進進行のみ。。
果たして、菅井王位の「封じ手」は何か。。

一目、先手に有効な指し手は見当たらず難解。。
振り飛車的には端歩を突いて手番を渡すか、もしくは
事前に突いた4筋のスペースを埋めて駒を組み替える▲4七銀や
「銀冠」への組み替えを目指す▲3六歩当たりが自然に思われます。

しかし、控え室検討陣の見立ては全く違って
立会人をつとめる谷川浩司九段を筆頭に、今泉健司四段
里見香奈女流四冠は全員一致で▲7五歩を推奨しています。。

この手は後手の△同歩に▲4五歩の突き出しが狙いですが
△同歩に代えて△8四飛と浮かれた場合にどうなるのか。。

両者の見立てと構想が試される、明日は決着の二日目。
まずは菅井王位の「封じ手」から目が離せません。。

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