互角の範囲、開戦前の微調整か。。

王将戦/第1局・一日目「丁寧な押し引き。。広瀬八段が封じ手」

【 一日目終了図・55手目▲7五歩 】

2020y01m12d_201353232

本日、静岡県掛川市にて行なわれました
注目の第69期王将戦7番勝負/第1局・一日目は
上図55手目の局面で、広瀬章人八段が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。。

王将戦/第1局の棋譜中継はこちら

戦型は現代流の「矢倉」。
早々と飛車先を決め早囲いを目指す渡辺王将に対して
二枚の銀を戦場に並べて構えた広瀬八段が先に仕掛けると
丁寧な押し引きで攻守が入れ替わる、最近では珍しい展開で
封じられた、果たして広瀬八段の「封じ手」は何か。。

とにかく守らなければならない7筋の桂頭をケアしつつ
角の当たりも回避する、△8四飛は最も自然な本命の一手。
さらに後手は△4二角と2筋に援軍を送ることが出来れば
ペースが握りそうな進行が期待できそうでしょうか。。

もちろん△6三金も有力ですが、いずれにしても
先手としては7四歩の突き出し以外に早い攻めは見当らず
もうしばらくは駒組みと間合いの測り合いとなりそう。。

現局面の形勢は互角の範囲内で
明日の決着の二日目は、まずは本格開戦を前にして
中盤の主導権争いからスタートとなりそうです。。

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