明日より、第43期棋王戦5番勝負開幕。。

第43期棋王戦中継サイト
中継ブログ

6連覇を目指す渡辺明棋王に
初タイトル奪取を狙う永瀬拓矢七段が挑戦する
第43期棋王戦5番勝負。

将棋界の「年度末の風物詩」が、明日より
栃木県宇都宮市「宇都宮グランドホテル」にて
開幕の時を迎えます。。

2018y02m11d_224259081

渡辺棋王の今期ここまでの成績は
39戦18勝21敗(.462)。順位戦はA級で4勝5敗。

春先から調子が上がらず、低空飛行。。
常に黒星が先行する不本意なシーズンを過ごす渡辺棋王は
「冬将軍」の異名をとる得意な季節を迎えても上昇気流には乗れず
第30期竜王戦では羽生善治二冠の前に完敗に完敗を積み上げて
1勝4敗の成績で虎の子のタイトル・竜王からあっさりと陥落。。

竜王戦終了直後からの公式戦5局は4勝1敗と
重荷から解放されたように連勝を重ね、復調を印象づけましたが
一昨年の秋に自らの告発によって端を発した「将棋ソフト冤罪事件」の
被害者である三浦弘行九段との、事件後初の対局で勝利をおさめた後は
広瀬章人八段、久保利明王将の前に敗れ、現在2連敗中と再び沈黙。。

負けた対局の内容の悪さでも度々話題となる渡辺棋王は
順位戦の最終戦で再びA級残留を懸けて三浦九段と対戦し
棋王戦ともども結果次第では、「無冠転落、A級陥落」の
地獄を味わう危機が現実的に迫ります。。

対します、永瀬七段の今期ここまでの成績は
45戦35勝10敗(.778)。順位戦はC級1組で8勝1敗。

独特の勝負論と将棋観で他の若手とは一線を画す
次世代のオンリーワン・永瀬七段はまだ25歳の若さながらも
若手の登竜門である新人王戦、加古川青流戦でともに優勝を飾り
一昨年には第87期棋聖戦でタイトル初挑戦を果たすなど確実に
実績を積み上げ、棋聖戦では羽生善治棋聖の前に惜しくも敗れるも
フルセットにもつれ込む熱戦を演じ、評価を高めました。

一度勝ちだすと手がつけられず、長く連勝が続くの大きな特徴とする
妥協なき求道者に、二度目にタイトル挑戦への気負いも抜かりも全くなく
虎視眈々とタイトル奪取に狙いを定めます。。

棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
ここまで6戦して、渡辺棋王が5勝1敗とリード。

好対照のシーズンを過ごす両者の番勝負は
果たしてどのような展開、そして結果をみせるのか。。
まずは大事な開幕戦をぜひ、お見逃しなく!

スポンサーリンク
konline
konline
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>