昨日のエントリーでご紹介させて頂きました
史上初の「女性プロ棋士」を目指し三段リーグで奮闘中の
里見香奈奨励会三段（女流五冠）と西山朋佳三段が、本日
そろって女流棋士との公式戦に登場しました。
【 投了図・６８手目△５七歩成 】
女流名人、女流王座、女流王位、女流王将、そして倉敷藤花と
現在、女流五冠を保持する第一人者であり女流将棋界の顔でもある
里見女流五冠は、第１１期マイナビ女子オープンの本戦/２回戦を
貞升南女流初段と戦い、上図６８手までで圧勝を飾りました。
【 投了図・９４手目△６四歩 】
西山奨励会三段は第４９期新人戦の１回戦に登場。
女流代表の室谷由紀女流二段との相振り飛車の熱戦を
終盤で突き放し、おなじく勝利をものにしました。
女流将棋界も近年、確実に全体のレベルは上がりましたが
里見女流五冠と継続的にタイトルを争える女流棋士となると
加藤桃子女王（奨励会初段）、伊藤沙恵女流二段（同元１級）など
一部の女流棋士に限られ、トップ層の薄さは変わらず。。
今後はますます奨励会挑戦組の受け皿として機能し
レベルが向上するという予想は皮肉な流れにも感じられ
生粋の女流棋士の奮起にも期待したいところであります。
