現在開催中の第62回奨励会三段リーグは
12月2日(土)-3日(日)に行なわれました
7、8回戦までで年内の対局を終了。
憧れのプロ棋士へ用意された枠は、わずかに2つ。
昇格圏内で新年を迎えるのは6勝2敗で並ぶ5名のうち
番付の差で長谷部恒平三段と池永天志三段。。
次点を1つ獲得している東大生
谷合廣紀三段も6勝2敗でトップグループに名を連ね
同じく次点1のNHK杯で記録係を務める甲斐日向三段は
5勝3敗と星一つの差で食らいつき、話題の棋士の動向も
今後ますます目が離せません。。
しかし、何と言っても気になるのは
史上初の「女性棋士」を目指す里見香奈三段と西山朋佳三段。
その高貴で美しい志と努力が実を結び、夢を叶えて欲しいと
応援せずには入られませんが、現実は厳しいものに。。
今回のリーグ戦中に退会の制限年齢である
26歳の誕生日を迎える里見三段は4勝4敗。
在学中の慶応大学を休学して三段リーグに挑む
西山三段は3勝5敗で年内のリーグ戦を終了。。
上位陣が激しい星の潰し合いになれば
まだ昇段のチャンスは十分ありますが、ともに番付は低く
現実的にはもう、負けの許されない戦いとなりそうです。
しかし、何が起こるか分からないのが勝負の世界。
一局一局を、そして何より自分の将棋を大切にしながら
里見三段、西山三段らしさをまずは発揮して欲しいところ。
そして白星と奇跡の瞬間の到来を心より願い応援しています。
頑張れ!里見三段、西山三段!