第44期棋王戦挑戦者決定二番勝負/第1局「問答無用の圧勝で広瀬八段が挑戦権獲得」

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【 投了図・89手目▲6一飛 】

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本日行なわれました
注目の第44期棋王戦挑戦者決定二番勝負
「佐藤天彦名人-広瀬章人八段」の第1局は
上図89手までで、先手・広瀬八段が勝利。

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【 下図は13手目▲2四歩 】

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戦型は「相掛かり」で出だしから
定跡手順の進行で「角換わり」を指向した広瀬八段に対して
佐藤名人は角道を閉じたまま駒組みを進める意表の作戦を披露。。

ならば、と広瀬八段は
佐藤名人が5筋の歩を突いた(12手目△5四歩)、次の瞬間
飛車先2筋の歩を突き合わせ、早々と仕掛けを開始します。。

すると。。

【 下図は55手目▲7三銀 】

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佐藤名人の角はそのまま全く身動きがとれなくなり
気持ちよくドンドン駒が盛り上がる先手とは対照的に
中盤戦で早くも後手の作戦負け模様となりました。。

【 投了図・89手目▲6一飛 】

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終盤戦も広瀬八段のひとり舞台。。
爽やかに駒を捌いてから決め手の飛車を打ち込んだ
上図の局面をみて、佐藤名人は無念の投了を告げました。

終局時刻は午後4時13分。
名人相手に持ち時間を2時間近くも残す圧勝を飾った
広瀬八段が堂々と、棋王戦挑戦者に名乗りを上げました。

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