【 投了図・90手目△2四金 】
投了図での持ち駒
▲行方八段: 飛、角、歩3
△金井六段: 角、歩
今期より将棋界8つ目のタイトル戦へと昇華した
第3期叡王戦は本戦トーナメントがいよいよ大詰め。。
本日は準決勝/第一局
「行方尚史八段-金井恒太六段」が行なわれ
上図90手までで、後手・金井六段が見事勝利。
14手目△8六同飛。
上図での持ち駒
▲行方八段: 歩
△金井六段: 歩
戦型は「相掛かり」。
同形模様の進行から、後手の金井六段が先に
飛車先で歩を交換する現代的な出だしとなりました。
48手目△3八角。
上図での持ち駒
▲行方八段: 角、銀
△金井六段: 桂、歩3
名人挑戦の実績も誇る
バリバリのA級棋士・行方八段を向こうに回して
本局は、居飛車の貴公子・金井六段の会心譜。
曲線的な指し回しに直線的な鋭くさをミックスさせ
同じく居飛車の本格派である行方八段を翻弄します。。
【 投了図・90手目△2四金 】
上図の局面をみて行方八段、無念の投了。
実力者を完封した金井六段は、初のタイトル獲得を目指し
もう一つの準決勝「丸山忠久九段-高見泰地五段」の勝者と
「初代」叡王の座を懸け、決勝七番勝負を戦います。