世紀の大一番。。明日より、第30期竜王戦7番勝負/第5局開幕

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通算12期目の防衛を目指す渡辺明竜王に
「永世七冠」達成の懸かる羽生善治棋聖が挑戦する
将棋界「冬の本場所」第30期竜王戦7番勝負。

ここまで4局を消化し、羽生棋聖が3勝1敗とリード。
悲願の竜王奪取に王手を掛けて迎える世紀の大一番/第5局が
明日より、鹿児島県指宿市「指宿白水館」にて開幕します。

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渡辺竜王の今期ここまでの成績は
30戦13勝17敗(.433)。順位戦はA級で3勝3敗。

竜王と棋王の二冠を保持して臨んだ
今シーズンは春から調子が上がらず常に黒星が先行。。
大きな連敗は夏に喫した4連敗があるのみですが、連勝は
何と9月に記録した2連勝が最高かつ、この一度のみ。。

相手の主張にじっくりと耳を傾けながら手厚く玉を囲うと
課題とされる局面で、相手が前に出た瞬間を狙いすました
強烈なカウンターパンチをドカンと決める勝ちパターンも
今は昔、本筋なき力戦勝負が主流となった現代将棋の波に
元祖「研究将棋の申し子」はもがき苦しみます。。

数年前からは2手目△8四歩への拘りを捨て
後手番で振り飛車を積極的に採用するなど試行錯誤を重ね
芸域を広げることに余念はありませんが、相手のマークや
将棋ソフトを取り入れた最新の研究を凌駕するには至らず。

20歳で初めて戴冠して、以来
「羽生世代」が誇る4人の名人、羽生棋聖、森内俊之九段
佐藤康光九段、そして丸山忠久九段をそれぞれ2度ずつ退け
すでに獲得通算11期を誇る虎の子のタイトル・竜王戦でも
本来の力を発揮出来ぬまま、崖っぷちまで追い込まれました。

しかし、追い込まれてからの開き直りと勝負根性もまた
渡辺竜王の強さであり、勝負が長引けば長引くほどに発揮される
天賦のひらめきと指運は必勝あるのみの明日からの第5局を前に
なお危険な香りと予感を存分に漂わせます。

手負いの獅子は眠りにつくのか、本能が目を覚ますのか。。
検分に臨む表情には悲壮感とともに、気合と殺気を宿しますが。。

対します、羽生棋聖の今期ここまでの成績は
43戦24勝19敗(.558)。順位戦はA級で5勝2敗。

棋聖、王位、王座の三冠を保持して迎えた今シーズンは
6月の棋聖戦から竜王戦まで4タイトル戦連続出場中。。

羽生棋聖今期成績一覧

棋聖は見事防衛を果たすも、続く王位、王座を連続失冠。
実に13年ぶりとなる一冠後退となり、心配されましたが
しかし、竜王戦開幕と同時に将棋の内容がガラリと変わり
最先端の研究将棋で会心の連勝スタート。

【 竜王戦/第1局 】

10月20日(金)-21日(土)
東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」にて。

95手までで、先手・羽生棋聖が勝利。

【 投了図・95手目▲7七玉 】

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「羽生棋聖、会心の白星発進」

【 第2局 】

10月28日(土)-29日(日)
岩手県大船渡市「大船渡市民文化会館」にて。

128手までで、後手・羽生棋聖が勝利。

【 投了図・128手目△8八金 】

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「羽生棋聖、一方的な圧勝で連勝スタート」

先手で迎えた第3局では意表の「中飛車」を採用。
功を奏さず完敗で今シリーズ初黒星を喫するも、しかし
その内容からは番勝負の先を見越した「意図」を感じさせ
続く第4局では後手番で再び圧勝を飾り、流れを手放すことなく
悲願の竜王奪取、前人未到空前絶後の大記録「永世七冠」達成へ
力強く、王手をかけました。。

【 第3局 】

11月4日(土)-5日(日)
群馬県前橋市「臨江閣」にて。

108手までで、後手・渡辺竜王が勝利。

【 投了図・108手目△3一同銀 】

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「渡辺竜王、完勝で今シリーズ初勝利」

【 第4局 】

11月23日(木)-24日(金)
新潟県三条市「嵐渓荘」にて。

104手までで、後手・羽生棋聖が勝利。

【 投了図・104手目△4一玉 】

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「羽生棋聖強く、竜王奪取に王手」

勝利した3局はいずれも
序盤から羽生棋聖の今シリーズに懸ける熱い想いと
相当の事前準備を重ねたであろう極めて精度の高い研究が
そのまま指し手に乗り移り、盤上に強く反映された会心譜で
終盤まで高く安定した集中力は、羽生棋聖の強さと磐石さを
ことさら強調します。。

シリーズの流れは完全に羽生棋聖が握り
将棋界の内外からの声援も羽生棋聖へ圧倒的に集中。。
大偉業達成へ、9年前に喫した3連勝4連敗の悪夢の雪辱へ
将棋史上最大のカリスマ・羽生棋聖は純然たるファイターとして
明日からの第5局で宿敵を仕留め、決着をつけに行きます。

竜王戦/第5局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
ここまで74戦して、羽生棋聖が39勝35敗とリード。
ここ10局では羽生棋聖が8勝2敗と大きく指し込みます。

渡辺竜王が意地をみせ、カド番を一つ凌ぐのか
羽生棋聖が一発回答で悲願の竜王奪取を達成するのか。。
世紀の大一番がいよいよその幕を開きます。。

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