【 投了図・104手目△8六歩 】
本日、関西将棋会館にて行なわれました
第67期王将戦・一次予選/2回戦を舞台とした
注目カード「小林裕士七段-藤井聡太四段」は
上図104手までで、後手・藤井四段が勝利。
この結果
昨秋、14歳2ヶ月で史上最年少プロ棋士となった
藤井四段はデビュー戦から負け無しの11連勝となり
デビューからの連勝記録を更新しました。
【 下図は34手目△8一飛 】
戦型は「角換わり」の同形模様に。。
上図から次に、小林七段は▲5六銀とし「腰掛銀」に構えますが
最新形の「△4ニ玉+6ニ金+8一飛」型に駒を組んだ藤井四段は
6筋の歩を伸ばし手を変えました(36手目△6五歩)。。
【 下図は68手目△8八歩 】
桂馬の交換で戦端を開き、さらに銀交換も成立させた
小林七段は機敏に作った馬を自陣に手厚く引き付けますが
藤井四段は自らの飛車先8筋からグイグイと圧力を加えます。。
【 投了図・104手目△8六歩 】
小林七段の反撃を凌いだ
藤井四段はそのまま8筋を制圧。。
飛車先に歩が打ち込まれた上図の局面をみて
小林七段は無念の投了を告げました。
本局も見応えのある本格将棋で見事勝利を飾った
神童・藤井四段は記録を難なく更新し、さらにその先へ
しっかりと視線を見据え、歩を進めます。。
史上最年少14歳2カ月でプロ入りした、将棋の藤井聡太四段(14)が4月4日、大阪市福島区の関西将棋会館で、第67期王将戦一次予選に臨み、小林裕士七段(40)に104手で勝利、デビュー以来11連勝の新記録を樹立した。
藤井四段は昨年12月24日、加藤一二三九段(77)に快勝しデビュー戦を飾ると、その後も快進撃を続けていた。「(11連勝は)自分の実力からすると望外です。連勝を伸ばせるよう、1局1局指して行きたいです。(今日の対局は)結果は幸いだったが、内容は良くなかったので反省している。まだまだ実力が足りないので、実力を上げて行きたいです」と、新記録達成にも落ち着いたコメントだった。