将棋界に佐藤天彦新名人降臨

【速報版】第74期名人戦/第5局「佐藤新名人誕生!」
終局直前「佐藤八段寄せに。。羽生名人、危うし」

【 投了図・100手目△3六歩 】

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本日、山形県天童市にて決着をみました
第74期名人戦7番勝負/第5局は、上図100手までで
後手・佐藤天彦八段が勝利。

この結果
今シリーズの対戦成績は佐藤八段の4勝1敗となり
第2局からの見事な4連勝で名人奪取を果たしました。

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土俵際でうっちゃられた開幕戦
同じような展開でギリギリまで追い詰められた第2局までは
名人戦という舞台の重みに苦しんでいるようにも感じられましたが
第2局を大逆転でものにして以降の3局の安定感と充実ぶりは
名人を名乗るにふさわしい強さと逞しさに満ち溢れました。

第3局から3局連続で
戦型は「横歩取り」となり、その全てで完勝。

後手番だった本局では最新流行形ではなく
数年前に流行した「△5二玉型中原囲い」を敢えて採用し
「封じ手」では先手が誘った角交換には行かずに飛車をぶつける
超強気な△7四同歩(58手目)を選択。そのまま形勢を広げて
勝利をものにし、あらためて研究精度の違いをみせつけました。

将棋界最高の歴史と伝統、執念と栄光に彩られた名人戦。
この15年は羽生善治前名人と森内俊之九段のふたりだけが
その座に君臨してきましたが、ついにその時代が幕を閉じ
今宵、28歳の若き名人・佐藤新名人が誕生。

「羽生世代」がそうしてきたように
これからは佐藤名人が兄貴分の渡辺明竜王とともに
新しい時代を築いていくのか。。

将棋界は本日、大きな節目を迎えました。

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