【 一日目終了図・51手目▲3五銀 】
本日、北の大地・北海道にて行なわれました
注目の第60期王位戦7番勝負/第2局・一日目は
上図51手目の局面で豊島王位が次の手を封じて終了。
明日の二日目へ指し掛けになりました。
戦型は「相掛かり」
午後から時間を使い、一手にしっかりと読みを入れながら
ジワジワと仕掛けどころを探る豊島王位に対し、木村九段は
飛車交換拒否すると、握った手番でスッと銀を前に突き出した
上図の局面で封じられた、豊島王位の封じ手は何か。。
封じ手前の△8四飛に40分、「封じ手」に26分
豊島王位はそれぞれ時間を費やしており、本格開戦へ向けて
攻めるにしろ守るにそろ、決断の迫られる大きな山場。。
最も自然な一手はもちろん銀取りを掛ける△8五飛ですが
手損となる上に次に▲3六歩が見えており、響きは薄そう。。
ということで、ここは後手の仕掛けどころ
歩を突き合せるなら▲7五歩、▲9六歩が有力で
いきなりの▲8五桂もありそう。。
形勢は互角ながらも
何となく、木村九段が上手く指している印象を受けますが。。
果たして、研究将棋の申し子・豊島王位の見解やいかに。。
明日は決着の二日目、開始直後から目が離せません。。