新時代への確信

最強に偽り無し。。第41期棋王戦/第2局「佐藤八段、圧巻の勝利」

本日、石川県は金沢市
棋王戦の聖地・北國新聞会館にて行われました
第41期棋王戦5番勝負/第2局は、66手の短手数で
後手・佐藤天彦八段が勝利。。

今月11日に行われた開幕戦では
後手番で佐藤八段の十八番「角換わり」を受けて立ち
強さ際立つ完勝を飾った渡辺棋王は、先手となる本局で
佐藤八段の切り札「横歩取り」を満を持して採用。。

相手の得意戦型を早い段階で連続して叩き
深いダメージを与え、番勝負に決着をつけようと目論む
渡辺棋王一流の勝負術に対して、あらためて佐藤八段の
真価が問われる形となった大注目の第2局。。

結果は、開幕戦の借りを返す佐藤八段の見事な完勝。
研究将棋の代名詞・「横歩取り」の後手番最強と謳われる
その看板に偽りがないことを強烈に印象づけました。

同時に今シリーズ待望の初勝利で番勝負は1勝1敗の振り出しに。。
仕切り直しの第3局は先手で迎え、今後の展開に追い風を感じさせる
価値ある白星となりました。

しかし、居飛車の研究では現代将棋界の最高峰を行く渡辺棋王が投入した
数ある「横歩取り」の作戦の中でも最も変化が激しいといわれる「青野流」で
さらにその上を行く研究と構想、大局観をみせつけた佐藤八段の何たる強さ。。

名人挑戦権争いの堂々トップを走るのも納得させられる
その底なしの実力と無限の可能性は、末恐ろしさをとうに越えた
確信を見る者に与える、洗練された輝きと強度を存分に感じさせます。

棋王戦/第3局以降がますます、楽しみとなりました。

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