苦悩も未来の一里塚

おめでとうございます。1年通じて気力、体力、精神力を維持し続けての偉業に心から敬意を表します。自分が成し遂げた時よりもはるかに競争が激しくなっている現代での達成に、感嘆と井山さんであれば当然と感じました。そして、まだまだ余力も進歩の余地もたくさんある今後の活躍も期待しています。囲碁の大きな歴史を現在進行形で作られている姿に同じ棋士として誇りに思っています

昨日、囲碁界初となる「全冠制覇」を達成した井山裕太七冠へ
上記コメントを発表し、大偉業を称えた羽生善治名人。

自身も20年前に達成した「七冠独占」「全冠制覇」の
その瞬間を、思い出したりしたのでしょうか。。

明日より、第74期名人戦7番勝負/第2局開幕。。

空前絶後の大記録を目の当たりにして
おのずと周囲のテンションも高まる中、明日から長野県にて
「春の本場所」名人戦の第2局が開幕いたします。

今回の番勝負の鍵を握ると予想される
「横歩取り」の先手をもって開幕戦白星をものにした羽生名人ですが
これまでの名人戦の経験を踏まえて、後手番を一つブレークしてこそ
初めてリードを奪ったことになるという心積りでいるはず。

一方、このところ連敗続きで元気のない
佐藤八段は先手となる第2局は何が何でもものにして
まずは番勝負初白星を飾り、一息入れたいところ。。

初手から▲7六歩に対して
羽生名人の2手目が△8四歩だったら「角換わり」
△3四歩なら「横歩取り」となりそうですが、個人的には
羽生名人は「角換わり」を指向する気がします。

相手の得意を早めに叩き出鼻をくじくのが、勝負の鉄則。
開幕戦勝利のアドバンテージもあり、ここは「角換わり」を受けて立ち
佐藤八段躍進の原動力となった2大エースの連破を目指したいところ。

それにしても
連勝は長く続き連敗はほとんどしない佐藤八段の胸中はいかなるものか。。
同じく20代で羽生名人にタイトル戦で挑戦し、敗れて感覚を狂わされた
広瀬章人八段や、豊島将之七段の二の舞となってしまうのか。。

奨励会の頃より駒音高く、将来を嘱望され
プロ入り後も二度の新人王獲得をはじめ、期待に違わぬ結果を残し
出世街道を軽快に駆け上がる佐藤八段が初めて直面した厚い壁。。

もがき苦しむエキスパートの姿もまた、未来への一里塚。
今期の名人戦は実に興味深く、お楽しみ満載であります。

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