第74期名人戦/第2局・一日目「羽生名人仕掛ける。。封じ手は佐藤八段」
【 一日目終了図・40手目△5五歩 】
本日、長野県は松本市
「ホテルブエナビスタ」にて開幕した
大注目の第74期名人戦7番勝負/第2局。
佐藤八段の先手で
初手から▲7六歩~△3四歩~▲6八銀の出だしとなり
戦型は意表の「相矢倉」となりました。
佐藤八段が最近の流行でもある「早囲い」を採用すると
羽生名人は機敏に仕掛け、迎えた上図40手目の局面で
佐藤八段が次の手を封じて、一日目は終了。。
さて、「封じ手」は何か。。?
個人的にまず思い浮かぶのは、▲4五歩。
突き合わされた5筋の歩を払うためには、まず
角とともに天王山・5筋の位をカバーする4五の銀を
動かすことが先決に思われます。。
次に△同銀をみてから▲5五角。
以下、△同角~▲同歩なら角が捌けた上に5筋の位を確保した
先手が有利になるので、逆に後手が角を取れない展開となりそう。
もう一つの候補手は、▲2五歩。
直前に佐藤八段が飛車先を決めた(39手目▲2五歩)
その流れで先に一本、飛車先の歩を突き捨てる手があるのかも。。
プロ棋士の予想は他に、▲4八銀や▲6五歩があるとのこと。
個人的にはあまりピンと来ませんが、▲4八銀は角の退路を確保し
▲6五歩は後手の角を引かせて右の桂馬の跳躍をけん制するという
意味合いがあるのでしょうか。。
いずれにしても
後手は急がなければ△4三金右から「矢倉囲い」の完成を
目指せばいいので、やはりここは先手は威勢のよい手が欲しい局面。
なので私は▲4五歩で「封じ手予想」に応募します☆