バルサを世界一に導いたメッシの勝利への執念 自身26冠目のタイトルを獲得
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、20日に行われたFIFAクラブワールドカップ決勝のリバープレート（アルゼンチン）戦で、鮮やかな先制ゴールを決める活躍を見せ、3-0の勝利に貢献。自身26冠目を達成した。
尿管結石による激痛で準決勝のアジア王者・広州恒大（中国）戦を欠場したエースだが、クラブ世界一を決める大一番では天賦の才を見せつけた。前半36分、DFダニエウ・アウベスのクロスをFWネイマールがヘディングで落とすと、メッシは左足のアウトサイドでシュート。好守を連発したGKバロベロも反応できない妙技で先制点を決め、試合後の表彰式ではシルバーボール賞を受賞した。
2011年以来のCWC優勝で、メッシ自身はバルサで実に26冠目のタイトルとなった。国内リーグは優勝7回、国王杯3回、UEFAチャンピオンズリーグは4回、スペインスーパーカップは6回、UEFAスーパーカップは3回、クラブワールドカップは3回となった。
バルセロナのルイス・エンリケ監督は試合後、「メッシの勝利への執念はお手本にしてほしい。彼は我々のリーダーだ。自力で立てないほどの状態でも、試合に出ることを求める」と絶賛。尿管結石の激痛に苦しみながらも、クラブ世界一決定戦のピッチに立つことを求めたスターを絶賛している。
世界最強のクラッキは、バルサに数多くの栄誉をもたらしている。
昨夜のクラブワールドカップ/決勝
「バルセロナ－リバ－プレート」は３－０でバルサが圧勝。
見事、同大会３度目の優勝を飾りました。
体調不良と怪我から復帰を果たしたメッシとネイマールもさることながら
木曜日に準決勝を戦ったメンバーの大半がそのままスタメンに名を連ねて
リーガやチャンピオンズリーグと同様のベストメンバーで決勝戦に臨んだ
バルセロナの本気度にまずは興奮しました。
普段のリーガの試合では左で作って、右で仕留める。
つまりは左サイドでイニエスタが組み立て、ネイマールが崩し
ジョルディ・アルバが献身的なサポートを繰り返すのがバルサの入り方で
相手が左サイドに引っ張られ、気を取られ始めたところで、右に展開。。
右サイドでは中盤のダイナモ・ラキティッチを基点として
ダニ・アルベスが激しく上下動を繰り返し、メッシが、スアレスが
ゴールを決めるというのが基本的なゲームの進め方にして勝ちパターンに
なっていますが、昨日はいきなりメッシが全開でしたね。
メッシの場合は動かなくても相手のマーカーが少なくとも一人は付くので
それだけで相手のプランに足かせをはめ、チームに貢献しているとも言えますが
昨夜はドリブルで何度も仕掛けて、より危険な存在としてのイメージを与え
完全にゲームの中心となりました。
では、ネイマールが不調だったかと言えば、全然そんなことはなく
後半戦の３、４人をごぼう抜きにしてペナルティーエリアに飛び込んだ
華やかでカッコいいドリブルや、メッシとスアレスの得点のアシストと
自身のゴールこそなりませんでしたが、勝利に大きく貢献しました。
ネイマールは途中交代となりましたが、メッシはフル出場。
ともにコンディションが万全ではない中でも、調子と気持ちを整え
全くコンディションの不良を感じさせなかったのは、本当に凄かった。
あと、リーガの試合ではさらっと捌いてパスをつなぐ
ブスケツが昨夜の試合では激しいマークにあい幾度も潰されましたが
その度に闘志と技術、そして強かさで立ち向かい、ブスケツの偉大さが
あらためて際立ったように思います。
特に、得意の速攻から決めた
スアレスの１点目をアシストするシーンは
録画を何度も見返しました。
メッシのきれいでハイレベルなゴールと
現在世界ナンバー１のセンターＦＷと言っても過言ではない
スアレスの圧巻の２得点。内容的にも見応えのある素晴らしい試合で
バルサはバルサらしく圧勝を飾り、満足度満点の優勝となりました。
