この度、フリークラスに転出することに致しました。
平成28年度のA級順位戦で降級となったことを受けて出した結論です。順位戦での歴代連勝記録更新や、名人戦での数多くの対局など、思い出深い経験を沢山させていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は、その経験を生かして、対局者とは別の立場で順位戦・名人戦を盛り上げていければと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本将棋連盟 棋士 森内俊之
本日の夕方、日本将棋連盟の公式サイトにて
来期のフリークラス転出者が発表されましたが
その中に何と、何と。。
十八世永世名人資格保持者で
名人通算８期、竜王２期を含むタイトル通算１２期を誇る
現代将棋界を代表する名棋士・森内俊之九段の名前が。。
２２年間守り続けた
拘りのＡ級からの陥落が転出の理由とのことですが
同世代のライバルである郷田真隆九段や丸山忠久九段、そして
「羽生世代」最大の目標であった谷川浩司九段もここに籍を置く
Ｂ級１組は十分高いレベルを保ち、やりがいとともに再浮上への
きっかけとなる舞台であったはず。。
しかし、森内九段はそれを良しとはせず。。
順位戦のみならず、名人戦の舞台からも突然にして永遠に
姿を消すことを選びました。。
潔く、誇り高く
森内九段らしい美意識であり決断と言えばそれまでですが
ファンとしては本当に残念であり、とてつもない喪失感が
ただただ胸を締め付けます。。
