時の流れは静かに。。そして、確かに

森内がB級1組へ降級 A級22期

今期だけでなく、ここ2、3期、内容も結果もあまりよくなかったので、結果は仕方がないのかと。(B級1組では)また新たな気持ちでやっていきたい

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第75期A級/最終戦「稲葉八段、名人挑戦権獲得。。降級は森内九段」

昨日、決着をみました「将棋界の一番長い日」
第75期A級順位戦の最終戦/9回戦・一斉対局。

開幕から快進撃を続けた「関西の太陽」
28歳の稲葉陽八段が8勝1敗の成績で見事優勝。
4月に開幕する第75期名人戦7番勝負にて
佐藤天彦名人への挑戦が決まりました。

一方、その稲葉八段と最終戦で対戦し
敗れた森内俊之九段は、22年に渡り守り続けた
A級の座から無念の陥落が決定。。

名人獲得通算8期を誇り
「十八世名人」の永世称号を保持する森内九段は
全ての棋士が憧れる名人戦の舞台に最もふさわしく
同じく高い勝率を誇るA級でも顔的な存在なだけに
大きなショックと喪失感を覚えずには入られません。

しかし、その反面
ご本人のコメントにもあるように、ここ数年は
順位戦だけでなく、他の棋戦でも不振が目につき
好不調の大きな波は今回の陥落をどこか予感させ
応援しつつも、どこかで、ある種の予感と覚悟を
持っていたのも正直なところ。。

くしくも、最終戦で残留を争い
最後の最後で逆転残留を決めたのが永遠のライバルであり
盟友でもある佐藤康光九段であったのも偶然とは思えません。

また、同世代のトップランナー
羽生三冠も昨日の最終戦を先手番で元気なく敗れ
名人戦連続出場が9期でストップ。。

20年に渡り将棋界を牽引してきた「羽生世代」の勢いに
はっきりと陰りを感じた今年の「将棋界の一番長い日」。。

20代同士の名人戦が実現する来春
大きな期待とともに「羽生世代」が刻む時の流れと重さにも
早くも想いは馳せていきます。。

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