明日より、第57期王位戦7番勝負/第4局開幕。。

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6連覇を目指す羽生善治王位に
木村一基八段が挑戦する、第57期王位戦7番勝負。

ここまで3局を消化し、羽生王位が2勝1敗とリード。
番勝負も折り返しとなる勝負どころの第4局が、明日より
福岡県飯塚市「麻生大浦荘」にて開幕。。

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羽生王位の今期ここまでの成績は
21戦11勝11敗(.529)。順位戦はA級で1勝1敗。

今期も春の名人戦から4タイトル戦連続出場となり
すでに名人戦は1勝4敗の成績で防衛失敗、無念の陥落。。
続く棋聖戦もフルセットまでもつれ込む大熱戦となりましたが
最終戦を圧勝で制し、見事9連覇を達成しました。

春先から精彩を欠き、4月から6月にかけては
自己ワーストとなる公式戦6連敗を喫するなど苦しみましたが
棋聖戦でカド番に追い込まれてから底力を発揮し、現在4連勝中。
(NHK杯も含む)

今月9日に行われた王位戦/第3局では
今期それまで1勝7敗(先手:1勝5敗、後手:2敗)と
大きく負け越し不振の要因となっていた「横歩取り」で勝利し
調子は明らかに上昇気流に乗ります。。

羽生王位の今期成績一覧

対します、木村八段の今期ここまでの成績は
14戦7勝7敗(.500)。順位戦はB級1組で2勝2敗。

生粋の居飛車党である本格正統派。
他ならぬ羽生王位自身が自ら主宰する研究会の主要メンバーに
木村八段を迎え入れるほど、定跡や流行形を深く掘下げた研究は
業界屈指の高い精度と信頼性を誇ります。。

しかし、調子の方は羽生王位とは対照的に
ここにきて公式戦3連敗を喫するなど下降気味。。

最近は強気な攻め将棋も披露されますが
「千駄ヶ谷の受け師」の異名が示す通りに本来は
手厚い受け将棋が木村八段の持ち味。

性格的に負けを引きずり不調が長引く印象のある
木村八段にとっては悲願のタイトル奪取に向けて
明日からの第4局は正念場であり踏ん張りどころ。。

受身になりすぎず、積極的な将棋に
何とか活路を見い出したいところであります。。

王位戦/第4局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
ここまで43戦して、羽生王位の30勝12敗1持将棋。
番勝負は木村八段の開幕戦白星の後、羽生王位が2連勝中。

第4局の先手は木村八段。
戦型は相居飛車が濃厚で「角換わり」、「矢倉」が有力。
「横歩取り」は羽生王位の出方次第となります。。

羽生王位が3連勝で防衛に王手をかけるのか
木村八段が踏ん張り、番勝負を振り出しに戻すのか。。
どちらにとっても勝負どころとなった注目の第4局を
ぜひ、ご堪能下さい。。

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