いよいよ明日から名人戦/第4局が開幕。
何と言っても気になるのは、このところ不調が続く羽生名人。
果たして、現在の調子はどうなのか。。?!
昨年度末に郷田真隆王将に挑戦した王将戦以来
羽生名人の対局で特に気になるのは、その負け方。。
誰よりも勝負に拘り、勝ちを欲した羽生名人が
覇気なく、そして粘りなく番勝負で黒星を重ねる姿は
これまで見た記憶がほとんどありません。。
何か違う。
その印象をより強くしたのが名人戦/第3局の「封じ手」局面。
形勢不利を自覚した時ほど、敵陣をみて攻撃の手を考えるのが
羽生名人一流の勝負術に思いますが、あの時は手損を受け入れ
6八の玉を5筋に戻して手を渡し、後手の攻勢を強めました。。
しかもそのまま、形勢の差は埋まることなく完敗。
将棋界屈指の連勝男・佐藤八段に勢いづかせる大きな白星を
みすみす与えた形となり、今後への不安が募ります。。
技術や終盤力の衰えというよりも
不調の原因はモチベーションやコンディションにあると
個人的にはみていますが、負けるとカド番に立たされる
明日からの第4局はいずれにしても正念場。。
歴史的には、何食わぬ顔で
「鬼モード」の羽生名人が披露される流れでもありますが
さて、どのような将棋となり、結末を迎えるのか。。
ただならぬ緊張感が早くも高まります。