「普段は羽生名人が相手でも、タイトル戦であっても
勝ちやすさよりも自分の美学を絶対に優先するタイプなのですが
昨日は珍しくというのか、何が何でも勝ちたいという気持ちが
本当に伝わってきたのですが。。」
「昨日、将棋やってたよね。」
今日の午前中、仕事先でのお客様との会話の中で
ニュースで見たという電王戦/第2局のことを尋ねられました。
そう言えば以前、何かのはずみで私が将棋好きと話したことを
覚えていて下さったみたいです。
「何か棋士が後一歩まで頑張ったけど、でもだめだったみたいな。」
との言葉を受けて、「そうですね」と同意し
「山崎さんという方なんですけど」という言葉に続けて
上記のように、私の感想をお伝えしました。
「いつも通りにやらなかったのが、ダメだったんじゃないの?」
との言葉にも、「そうですね」と同意した上で
「ただ、第1局目でいつも通りにやって負けてしまったので
今回は期するといいますか、何が何でも勝つんだという気持ちが
やっぱり強かったと思うんです。本当にいい将棋でしたけど、」と
率直に答えました。
しかし、「残念でした」と言い終わる前に
「コンピューターが予想出来ない手を指せばいいじゃないの?
常識の裏をかくみたいな」との言葉がかぶさり、後は笑い話に。
そのまま相撲や歌舞伎の話に移り、将棋の話はそこまで。
個人的には山崎叡王の魅力をあらためて確認し
「PONANZA」の攻めながら守り、守りながら攻める分厚い将棋
その完成度の高さに感心した、実に有意義だった電王戦。
しかし、テレビのニュースで取り上げられていたとはつゆ知らず
普段の会話で将棋の話となったのには正直、新鮮な驚きでした。
来年はいよいよ羽生名人が出場する可能性のある電王戦。
実現すれば、久しぶりに将棋が世間にインパクトを与える
絶好というか絶大な機会となりますが。。。さて