分かれる見解、「封じ手」からの数手後は。。

「仕掛ける豊島王位。。木村九段、長考の封じ手」

【 封じ手局面・51手目▲4五歩 】

2019y08m08d_205248170

本日、九州は福岡にて行なわれました
注目の第60期王位戦7番勝負/第3局・一日目は
上図51手目の局面で、木村九段が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。

棋譜中継はこちら

戦型は現代調の「相矢倉」
木村九段が囲いを決めに出た、その刹那
機敏に仕掛けた豊島王位が銀交換、さらに桂交換を
立て続けに成立させ、さらに4筋で銀の頭上を叩き
アクセルを強く踏み込んだ上図の局面で封じられた
木村九段の「封じ手」や、いかに。。

攻めている分だけ先手が押しているように感じますが
「封じ手」局面の▲4五歩に豊島王位が費やした時間は
実に1時間37分。大長考はそのまま大きな決断を意味し
果たして、豊島王位は形勢良しと見ているのか、あるいは
形勢を悲観しているのか、一目では判断が難しいところ。。

「封じ手」は△同銀が最有力で
次の▲3五角までは一本道でしょうか。。
ここで△5三金、手厚く行くなら△4四銀辺りで
先手の攻勢はひとまず収まりそうですが。。

明日は決着の二日目
まずは開始直後の数手から、目が離せません。。

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