世代交代の顕在化。。

「関西若手四天王、ついにA級上陸」
来期のA級へ。。「稲葉七段、昇格の一番を振り返ろう」

ということで、昨日行われました「鬼の棲みか」
第74期B級1組順位戦/12回戦で見事、勝利を飾った
「関西の太陽」稲葉陽七段の来期A級昇格が決定!

言うまでもなく順位戦のA級と言えば、一流棋士の証。
プロなら誰もが憧れを抱く、選ばれし者のプレステージへ
稲葉七段は優秀な人材ひしめく関西の20代若手の中で
到達一番乗りを果たしました。

とりわけ新人の頃より「関西若手四天王」とともに謳われてきた
ライバルであり盟友の糸谷哲郎八段、豊島将之七段を差し置いて
出世頭となったことは立派の一言。こ今後の棋士人生を支える
大きな拠り所となるのではないでしょうか。

これに伴い、稲葉七段は昨日付けで八段に昇段。

くしくも、来週の土曜日(27日)に行われる
「将棋界一番長い日」今期A級の最終戦/9回戦一斉対局を
単独トップで迎えるのは稲葉八段と同じ年に生まれた(1988年)
現代将棋の最先端を行くエキスパート・佐藤天彦八段。

対照的に、長年に渡りA級の顔を張り続けた「羽生世代」の
中でも代表格である郷田真隆王将、森内俊之九段の最終戦は
A級残留を懸けた戦いとなります。。

A級陥落の危機に瀕する「羽生世代」と優勝に王手の佐藤八段。。
そして、いよいよA級に姿を現す「関西若手四天王」の一角。

将棋の代名詞・羽生善治名人は7大タイトルのうち現在4つを保持。
また、何らかの棋戦で毎年優勝を飾るなど圧倒的な実力と存在感は
今なお健在なので、一般世間的には将棋界の世代交代はまだ表面化
していませんが。。しかし

将棋界の一年の中心軸となる順位戦ではもう
世代交代の波はうねりとなり、将棋界隈に身を置く者には
誰の目にも明らかなほどはっきりと、顕在化してまいりました。

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