【 投了図・１０６手目△５一玉 】
本日の将棋界には注目の羽生善治九段が登場。
第４５期棋王戦の挑戦者決定トーナメント/３回戦を
深浦康市九段と戦い、結果は上図１０６手までで
見事、後手番で勝利を飾りました。
【 下図は６手目△８八角成 】
一年ぶりに顔を合わせた難敵相手に
羽生九段はこのところ後手番で連続採用中の
「一手損角換わり」投入。
【 下図は４６手目△９五歩 】
角交換成立後
羽生九段は同じく積極的に採用する「右玉」に構えると
機敏に馬を作ってから小駒で畳み掛け、いざ開戦を迫ります。。
【 投了図・１０６手目△５一玉 】
深浦九段も強く反撃に転じ、激しい攻め合いとなりましたが
９筋の端を起点に、盤全体から手が伸びた羽生九段が終盤を圧倒。
最後は先手の意地の王手をヒラリとかわした、上図の局面をみて
深浦九段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。
拘りの戦法で快勝を飾った羽生九段が
足取りも軽く、本戦ベスト８進出を決めました。
